アマチュアの比嘉真美子が、この日唯一のノーボギー。暫定9位タイに急浮上した

刻々と強まっていく風に多くの選手が伸び悩んだ「マスターズGCレディース」2日目。その中で、57位タイからスタートしたアマチュアの比嘉真美子（18）が4バーディ、ノーボギーで回り、通算イーブンパーの暫定9位タイに急浮上。「4アンダーが出たことよりも、今日のこのコースでノーボギーで回れたことが嬉しい」と笑顔を浮かべた。

この日ただ1人となるノーボギーのラウンドを支えたのは、「耐えるゴルフでした。後半は半分ぐらいがナイスパー」という粘りのプレー。風の強さが増した後半、グリーンを4回外したピンチを次々とクリアしてパーセーブを続け、会心のラウンドへと繋げた。

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加えて、ショットの復調が大きな自信となっている。今年6月に制した日本女子アマをピークに「それから下り坂だった」とショットの不調が続いていたが、「久しぶりに自分のスイングができている」と自然と言葉も弾む。「調子が良い時は、スイングをしていて身体の動きが分かるくらい、いろんな部分に神経がいっている」という、日本女子アマの時に初めて得た感覚。「今は、その時と同じ。半年前くらいのショットの切れを思い出してきた」と、自信をみなぎらせる。

「3日間トータルアンダーが目標。回りの雰囲気にのまれず、自分のペースで回れば問題はないと思う」。底知れぬ強さを秘める今年のアマチュア王者が、最終日も上位を脅かす。（兵庫県三木市／塚田達也）