“見逃し配信”目当てにU-NEXTと契約 高野愛姫が桑木志帆の全英女子制覇から受けた衝撃
◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 2日目(5日)◇ゴルフ5カントリーみずなみコース(岐阜)◇6531yd(パー72)◇晴れ(観衆4149人)
米女子ツアーの日本勢だけでなく、国内女子ツアーの選手も桑木志帆のメジャー「AIG女子オープン(全英女子)」制覇に衝撃を受けた。高野愛姫もその一人だ。最終日の8月2日、高野はライブで優勝の瞬間を見られなかった。「どうしても流れを全部見たい」と思い、翌3日に大会を中継したU-NEXTの“ワールドゴルフパック”に加入して見逃し(オンデマンド)配信を見漁った。
衝撃的だったのはエスター・ヘンゼライト(ドイツ)とのプレーオフ1ホール目。ティショットを曲げてラフに入れた桑木がフェアウェイにレイアップ、スーパーショットの3打目をピンに絡めて、パーで切り抜けた場面。「すごい! 人って1年でこんなに変わるんだと感動しました」と言う。
昨年9月の国内メジャー「日本女子プロ選手権」。桑木は最終日を首位で迎えながら、金澤志奈にプレーオフで負けた。高野は5位で最終組の2組前を回り、優勝の行方を体感している。「志帆さんはあの時、プレーオフで同じようにティショットを曲げて、3打目勝負でいい所につけたけど、パーを逃したんです。その状況を見ていたから…」と振り返った。桑木の2学年下。高校時代がコロナ禍で接点は少ない。しかし、近い世代だけに追いかけたい先輩の1人だ。
昨年6月「ヨネックスレディス」でのツアー初優勝から1年以上が過ぎた。今季はツアー全24戦に皆勤出場し、トップ10が5回で予選落ちが4回だけで年間ポイントランキング(メルセデスランキング)28位。安定したプレーを続けながら、突き抜けることができないシーズンを過ごす。
そんな状況を打破しようと、考え方を変えた。以前はこだわっていた順位を頭から消して、目標スコアだけを設定するようにした。「大会によってコースセッティングの難易度が変わるので、その週ごとに決めます。今週は“一日4アンダーか5アンダー”です」。初日を4アンダーで終え、この日も4アンダー。終盤15番(パー3)でボギーを叩いたが、16番(パー5)、17番の連続バーディで目標をクリアした。「もったいないところもありますが、100点。あしたもリーダーボードを普通に見ながら、目標達成を一番に考えます」。試行錯誤を重ねて2勝目へ。桑木と同じような1年間の成長を見せた最終日にしたい。(岐阜県瑞浪市/加藤裕一)