「めっちゃ早かった」1年間 ショットもパットもいい荒木優奈はとにかく2勝目を
◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 事前(3日)◇ゴルフ5カントリーみずなみコース(岐阜)◇6531yd(パー72)
ディフェンディングチャンピオンの荒木優奈に力みはまったくない。昨年の開催コースは千葉・ゴルフ5カントリーオークビレッヂ。ただ、周りから「ディフェンディングだね」と言われて「そうか」と軽く意識するから、「2連覇できるのは私しかいないので」と“リップサービス”で意気込みを語るぐらいだ。
「この1年間はめっちゃ早かったです。1年たっちゃったなあ…」という荒木は、大会連覇というより「どの試合でもいいから早く勝ちたい」との思いしかない。昨年の優勝後、シーズン残り12試合でトップ10が「TOTOジャパンクラシック」2位を含む7度。今季は出場22試合で、高橋彩華にプレーオフ負けした4月「ヤマハレディス」、吉田鈴に2打差で負けた2週前「CATレディス」など4度の2位を含めて11度。宮崎・日章学園高の同級生、菅楓華の13度に次ぐ回数を稼ぐ。しかし、勝てていない。
「昨年は優勝した後、その勢いで突っ走ったところがあると思うんです。昨年もそうだったんですが、パットが決めきれていない。スタッツは悪くないんですけど」。平均パット数(パーオン時)は昨季の1.7771(7位)から、1.7569(3位)とむしろ上昇している。ただ「今年はショットが昨年より安定していて、チャンスにつく回数が多いから」。バーディパットを外す回数が多い分、心がモヤッとしてしまう。
年間ポイントレース(メルセデスランキング)はシーズン未勝利選手でトップの4位で、昨季の7位を上回るペース。「女王争い? 考えられないです。昨年よりランキングで上にいきたいですけど」。昨年は天候不良で36ホール短縮競技だった。今年の天気予報も3日間ともかんばしくなく、どうなるかわからない。「グリーンが大きくて、フック、スライスのどちらもあるようなラインが多い。なるべくピン近くにつけて、チャンスを決めていきたいです」。ずっと前から準備が整っている2勝目へ。荒木の願いはそこしかない。(岐阜県瑞浪市/加藤裕一)