2026年 リゾートトラストレディス

「もう1年経ったかー」 稲垣那奈子は思い出の大会で再起へ

2026年 リゾートトラストレディス 事前 稲垣那奈子
稲垣那奈子は初優勝大会で連覇を狙う

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 事前(27日)◇グランディ那須白河GC(福島)◇6500yd(パー72)

プロ3年目の稲垣那奈子にとって、今大会は記憶に色濃く残る大会のひとつだ。「もう1年経ったかーって感じです」と感慨深く振り返る。徳島県で行われた前年大会では初出場ながら首位で最終日を迎え、ツアー5勝の青木瀬令奈、メジャー優勝経験を持つ三ヶ島かなら実績のある先輩プロを抑えてツアー初優勝を飾った。

早大スポーツ科学部を経て、2023年のプロテストに合格。同期には米ツアーを主戦場とする馬場咲希や、現在メルセデスランキング2位の菅楓華らがいるが、初優勝一番乗りを遂げたのが稲垣だった。

一気に注目を集めたが、その勢いは長くは続かなかった。「優勝してから、自分の思ったようなプレーが全然できなかったりとかもあって。あんまりうまくはいっていないかな」と苦笑まじりに話す。優勝の翌週からは3試合連続で予選落ち。シーズン後半もなかなか上位争いに絡めず、結果を残し切れない苦しい時期が続いた。

今季も11試合中6度の予選落ち。単独首位でスタートした4月「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」でも、2日目以降に伸ばせず失速した。「ショットが昨年よりはちょっと苦戦している状態」と不調の要因は分かっている。「自分の思った当たりを全然できていない。1試合で1、2回ぐらいしかナイスショットって思うのが出なくて」と今季のパーオン率60.32%(54位)に歯がゆさをにじませる。

2026年 リゾートトラストレディス 事前 稲垣那奈子
ショットの精度を課題とする一方で飛距離はアップ

それでも「振ることを意識してオフに練習をかなりした」と、平均ドライビングディスタンスは昨季から6yd以上伸び、251.04ydで全体8位につけ成長も見られる。

初優勝から1年。初めて回るコースにもどこか懐かしさを感じている。「アンジュレーションの大きいグリーンが特徴なイメージがあるので、今年も同じだなっていう感じ。調子的にすごくいいわけじゃないけど、トップ10は狙える(状態)。しっかりディフェンディングチャンピオンとして大会を楽しめるぐらいのプレーをしたい」。連覇を飾って再び脚光を浴びたい。(福島県西郷村/安平賢太郎)

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