「ウナギ、スゴイオイシイデス」パク・ヒョンギョンは優勝→日本ツアー参戦へ意欲満々
◇国内女子◇Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント 初日(20日)◇紫CC すみれC(千葉)◇6731yd(パー72)◇雨(観衆4275人)
かねて将来的な意欲を口にしていた日本ツアー参戦は、優勝して日本女子プロゴルフ協会会員となる資格を得たら早まる可能性はあるのか。パク・ヒョンギョン(韓国)は迷いなく、「そうなると思います。まだ(優勝したらという)仮定の話ではありますけど、チャンスがある時につかみにいくことが一番の近道だと思いますから」と言った。
昨年5月「ワールドレディスサロンパスカップ」(8位)、9月「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」(14位)と国内メジャー2試合に続くスポット出場で5アンダー「67」をマーク。初の単独首位発進を決めたプレーはインパクト十分だった。気温8℃で冷たい雨にも打たれ、「サムイ…」と日本語でこぼして笑うタフなコンディションをものともしなかった。
ハイライトは後半14番。残り185yd、左ラフからの2打目は4UTできれいにボールとコンタクトした。好感触を残したショットはグリーンにキャリーして転がり、そのままきれいにカップへ消えた。「気持ちがたかぶりました」と万歳して飛び上がって喜んだ。
見せ場は終わらない。この日バーディが4つしか出なかった17番でも、やはり180ydほどの2打目が会心。アゲンストの分だけ番手を3UTに上げる前、ツアープロ出身でキャディを務める父との打ち合わせで背中を押された。「手前のエッジでOK、奥にこぼれてもアプローチでパーは獲れるから」。誰より自分のゴルフを見てきた存在のひと言が、ピンそば50㎝に絡むスーパーショットを呼び込んだ。
日本ツアーへのスポット参戦を重ねるたびに感じるのは相性の良さ。「コースコンディションが素晴らしく、私がこれまで韓国で勝ってきた試合のような速いグリーンスピードが合っている。外国人選手としてというより、一人のゴルファーとして応援してもらえることに感謝しています」とトータルの環境を気に入っている。開幕前日はスポンサー関係者との会食で大好きな日本のウナギをリクエスト。「スゴイデス、オイシイデス」と食事面の満足度も高い。
開幕前に新たな舞台に挑む区切りのラインとして挙げたのは、あと2勝に迫る韓国ツアー通算10勝クリアだった。「もし今週優勝できれば、日本の試合にも出ながら韓国での10勝を目指して、それを達成して気持ちよく(本格的な)日本参戦の流れに持っていきたい」。仮定を重ねつつ、具体的なキャリアプランを披露した。(千葉県野田市/亀山泰宏)