米ツアー2年目で転戦プランに変化も? 山下美夢有の意識は「“もう”24歳なのか…」

2025年 JLPGAアワード 山下美夢有
輝き賞と敢闘賞の2つを受賞した

日本ツアーで年間女王に輝いた2022年からの2年間も、竹田麗央と頂点を争った昨年も、11月の米ツアーでも、山下美夢有は年間表彰式の場で決まって黒色を基調にドレスアップしてきた。「毎年なので黒はやめて、ちょっと明るめのイメージで」。そう笑って、真っ赤なワンピースで「JLPGAアワード」に出席した。

8月「AIG女子オープン(全英女子)」でのメジャー制覇を含む2勝を挙げ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝く新天地での大活躍にJLPGA輝き賞、敢闘賞が贈られた。英語でのスピーチを披露した「ロレックスLPGAアワード」に比べれば緊張感はないに等しい…というわけにもいかず、壇上で2度もマイクを向けられると少し言葉に詰まって苦笑い。「2つも(賞を)いただけて、ビックリしました」と想定外のハプニングにも喜びがにじむ。

2025年 JLPGAアワード 山下美夢有
人前で話すのはやっぱり緊張する

過去2シーズンの優勝者が出場する1月末の開幕戦「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」からスタートできる2年目は、早めの1勝をターゲットに据える。「オフがあまり長すぎても、(むしろ)調整は難しいのでありがたい。自分でスケジュールをしっかり立てて、メジャー大会だったり、そういう試合に(ピークを)持っていく。少ない期間の中でしっかり準備をしていきたい」と力を込める。

2025年 JLPGAアワード 山下美夢有
メジャーでの大活躍を含めて米ツアー2勝を挙げた2025年

例年以上に始動が早まる戦いにおいて、必要に応じてスケジューリングにも柔軟な変化を加えていくつもり。毎週のように違う国でプレーするアジアシリーズを含めてタフな8連戦で締めくくった最終盤で3kgほど体重も減ったという。「コンディションを整えながら、いい結果を出せるように」。初めてのコースばかりで相性を確かめる必要性もあった今年に比べ、試合を選べる立場にランクアップしたことは間違いない。

2025年 JLPGAアワード 山下美夢有
ヒールで歩くのが大変だった山下に岩井明愛が手を差し伸べた

日本で2年連続の年間女王となり、米国でも1年目からメジャーのビッグタイトルをつかんだ。周囲がうらやむ“出世”のスピードを、本人が誰より冷静に捉えている。「皆さん『若い』と言ってくださるんですけど、『もう24歳なのか…』って。18歳の選手とかも出てきて、それに比べたら身体とかって年々落ちてくる。体調管理とか、コンディションって本当に大事かなと思うので、オフにしっかりトレーニングしつつ、身体自体も徐々にレベルアップできるように」。浮つく気配はみじんもなく、地に足をつけて2年目に備える。(編集部・亀山泰宏)

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