2025年 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ

「思い出しますねえ」涙のプレーオフ負けから11年 あの時を超えたい38歳・穴井詩

2025年 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 2日目 穴井詩
11年ぶりに大会自己ベストタイ「67」をマークした

◇国内女子最終戦◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 2日目(28日)◇宮崎CC◇6543yd(パー72)◇晴れ(観衆1977人)

穴井詩は11年前の悔し涙を覚えている。初出場の2014年大会。後続と1打差の単独首位で迎えた最終日、「73」でテレサ・ルー(台湾)に追いつかれ、土砂降りの雨のプレーオフで負けた。プロ7年目、ツアー未勝利の27歳だった。

2025年 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 2日目 穴井詩
初出場の苦い記憶を胸に

単独首位で折り返したこの日、「思い出しますねえ」と笑った。スタート1番で106ydのショットイン・イーグルを決め、4番では7mをねじ込んでバウンスバック。1イーグル、5バーディ、2ボギーでフィールドベスト「67」とチャージし、単独首位に躍り出た。

今季のドライビングディスタンスはキャリアハイの昨季261.91ydに迫る261.45yd(全体2位)を誇る。そんな今も変わらぬ飛ばし屋が、円熟味を感じさせた一日だ。日向灘に近く風が舞う林間コースで、ドライバーはグリップエンドを約2cm余して持つ。「球が上がると左に巻きがちになって、風の影響も受けるんで」。球がなるべく松林の間を抜けるように高さを抑えて打つ。

2025年 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 2日目 穴井詩
もうただの飛ばし屋ではない

約2年前、4Uに代えてバッグに入れた7Wも威力を発揮した。13番(パー5)で234ydから2オンさせた。「球を高さで止めたくて。まあ年齢も年齢なんで」とクラブ構成を考える。

2025年 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 2日目 穴井詩
38歳で初の国内メジャータイトルへ

「あの時」という11年前は「とりあえず出たとこ勝負」だった。ツアー6勝を重ねた今は「やっぱりマネジメントですね。ケガしないように」。この日の最終18番で5mのパーパットが数cm届かなかった。入っていれば「あの時」の3日目に記録した大会自己ベストを1打更新できた。残り2日。38歳になった穴井が27歳の自分に勝ちにいく。(宮崎市/加藤裕一)

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