2025年 日本女子オープンゴルフ選手権

自称「セミプロ」の寺西飛香留 予選会13度目の挑戦でたどり着いた日本女子オープン

2025年 日本女子オープンゴルフ選手権 事前 寺西飛香留
苦節13年、ついに予選会を突破した寺西飛香留

◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープン 事前(1日)◇チェリーヒルズGC(兵庫)◇6616yd(パー72)

国内女子メジャー開幕を翌日に控え、寺西飛香留が「これでほんとに“二刀流”ですね」と冗談交じりに笑った。昨年末の国内男子ツアーファーストQT(1次予選会)を49位で終え、女子初の“男子ツアープレーヤー”となり、今年の同ツアー「東建ホームメイトカップ」と「前澤杯 MAEZAWA CUP」に出場して注目を集めた。しかし、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストは合格しておらず「女子の立場では“私はセミプロ”って言ってるんです」という。

「日本女子オープン」は主催が日本ゴルフ協会(JGA)。国内女子ツアー競技の一つだがJLPGAの範疇ではなく、予選会から勝ち上がり出場権を得た。兵庫・芦屋学園中1年時の初挑戦から実に通算13度目で突破。「続けていればいいことあるんですね」。アマチュア時に5試合出場したが、プロでは初めての国内女子ツアー競技になる。

筋力的、体力的に女子よりハードなセッティングの男子ツアーを経験している分、余裕がありそうにも思えるが、意外なことに「そうでもないんです」と困った顔をした。“男子慣れ”したことで、男子ツアーでは感覚的にカットラインなどがわかるが、女子はアマチュアだった2017年を最後に大会に出ておらず「ピンと来ない」とこぼす。それでも、目標はある。「まずは予選通過ですけど、15位以内」と来年の出場権奪取を見据える。

今年は男子のQTを見送り、女子プロテストに専念。すでに2次は9月にクリアし、11月4日からの最終テスト(岡山・JFE瀬戸内海GC)を目指す。前日9月30日に25歳になった。「わー、50歳の半分だって思いました」と独特の感性で心境を語る。“セミプロ”から脱出する前に、女子の最高峰競技で結果を残したい。(兵庫県三木市/加藤裕一)

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