異例 古江彩佳が3日連続18ホールを回って本番に臨む理由
◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープン 事前(1日)◇チェリーヒルズGC(兵庫)◇6616yd(パー72)
古江彩佳は今季国内初戦を前にタフな調整を行った。月曜日に18ホール回ると、前日の火曜日もプロアマ戦で18ホール、開幕前日も10番スタートから18ホール。3日連続で1ラウンドを消化した。兵庫で生まれ育った古江にすれば、ジュニア時代から何度か回ったコース。「知らないコースだったら(3日で3ラウンドは)ままあるかもしれないけど、知ってるコースにしては多いですね」と話した。
昨年「アムンディ エビアン選手権」で世界のメジャーを制したが、国内ツアー8勝のうち国内メジャーのタイトルはまだない。今週は国内最高峰競技でもあるナショナルオープンだ。「その意識は少しあるけど…」。より意識するのは、地元・兵庫開催という点。「出場する権利(昨年大会15位以内)という権利もあったし、地元だし」と今年早い段階で出場の意思を固めていた。
ただ、本番前の“18ホール3連チャン”にはそんな意欲よりも、現実的な意味合いが強い。米ツアーで年間ポイントレース(レース・トゥ・CMEグローブ)6位とブレークした昨季に比べ、未勝利の今季は現時点で22位。感じている原因はショットの不調にある。最大の強みであるフェアウェイキープ率が昨季82.8%から今季は80.3%へ。それに伴いパーオン率も73.9%から72.8%へ。1~2ポイントの違いだが、古江自身は納得できない。
「やっぱりティショット。いろんな角度から打てるのは、コースですから。その意味で(3ラウンドと)多めに回ったってことはあります」
今後は来週「スタンレーレディス」、2週後のホステス大会「富士通レディース」を経て、11月「TOTOジャパンクラシック」を含むアジアシリーズ3連戦、米ツアー最終戦「CMEグループツアー」と7連戦。さらに「前向きに考え中」という国内最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」を加えれば8連戦になる。未勝利でシーズンを終えないよう、ラストスパートを前に地元で“答え”を出すのに懸命だ。(兵庫県三木市/加藤裕一)