第2回リランキングまで残り2試合 「試合に出たい」金田久美子が抱える“爆弾”
◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 事前(18日)◇新南愛知CC美浜C(愛知)◇6600yd(パー72)
いつも陽気な金田久美子の表情が曇りがちだった。前週の国内メジャー「ソニー日本女子プロ選手権」を2ラウンドのハーフを終えて棄権した。今季ツアー20戦目で予選落ちは11回あったが、途中リタイアは初。「首が…」と言って、頭をゆっくり左右に傾げてみせた。
プロ17年目の36歳だが、2001年「ゴルフ5レディス」に11歳347日でツアー最年少出場(当時)を果たした“天才少女”はアマチュアでも7年間で52試合に出場。約24年ものツアーキャリアがあれば、体にがたが来ても不思議はない。まして19歳で車の追突事故に遭った“後遺症”には腰、背中とつきまとわれ、首は約1年前から針治療を続けている。
「元々がストレートネックで首は良くない。頭痛やめまいもよくあって、周りにも“首の影響じゃない?”と言われてきたし」。それでも、治療の効果で症状は改善されていたが、一気に悪化した。普通に首は回る。トレーニングもできる。ところが、ショットの際にヘッドが地面に当たるとズキッ! ドライバーでボールを打つとズキッ! 今週も「ましになったけど」と言いつつ、不安の色は隠せない。
10月10日開幕「スタンレーレディス」以降6試合のツアー終盤戦(日本女子オープン、TOTOジャパンクラシック、JLPGAツアー選手権は除外)の出場優先順位を再編する第2回リランキングまで、次週「ミヤギテレビ杯」を含めて残り2試合。金田は、QTランク35位以内は目指したいノーシード選手の一人で暫定ランク38位。プロ3年目の2011年以降続く“シーズン完走”のために、もうひと踏ん張りの位置にいる。
「もちろん試合に出たいです。自分的には成績が出ていた時(ツアー優勝した11年、22年)より、ゴルフは良くなってると思う。飛距離も出てる。あとはパターだけ。2mぐらいが…」。ゴルフの話になると言葉は力強い。体調面だけ気を付けながら初日を迎える。(愛知県美浜町/加藤裕一)