竹田麗央世代の“逆輸入アマ” 「誰にも知られていない」梅津マユミがV戦線へ
◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 2日目(7日)◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄)◇6610yd(パー72)
ツアーデビュー戦のアマチュア梅津マユミが通算2オーバー、首位と4打差17位で決勝ラウンド進出を決めた。
国内女子ゴルフ界での知名度はゼロに近いが、それも仕方ない話。両親は日本人で父親が米軍関係の仕事に従事しているため、ハワイ島で生まれた。6歳で沖縄県に移住し、山口県の中学に通って、高校はフロリダ州へ。現在はネバダ大ラスベガス校に通い、今年5月に卒業する。おかげで国内ツアーへの挑戦も「小学校の時、この大会のアマチュア予選に2度出ただけ」。今回、3度目の挑戦をようやく突破した。
強風の予選2日間で、NCAA(全米大学体育協会)ランキング89位の力を披露した。この日は12位からスタートし、17番まで全部パー。パー5の最終18番で「なんとかバーディを」と意気込んだが、2オン狙いが左ガードバンカーへ。「まあ、でもパーは取れるか」と思っていたら、ボールはグリーン側のアゴにピッタリ…。ピンもグリーンも狙えず、脱出に2打かかって4オン2パットのボギー。「73」を「全部パーなんてしたことなかったのに…。アンラッキーでした」と残念がった。
大学卒業後、日本のプロテストに1次から挑戦すると決めている。小学生の頃、同学年の竹田麗央、神谷そら、櫻井心那らとジュニア大会で争った。「竹田さんたちの活躍に刺激を受けてます」と言い、それが「日本ツアーのレベルは高いし、そこで経験を積んでから(米ツアーに)チャレンジしたい」という決断を後押しした側面もあるようだ。
7月の1次テスト開始までに国内ツアー推薦出場などで経験を積みたいが「私は誰にも知られていませんから」と、現時点でオファーはゼロ。しかし、残り2日間で優勝争いを繰り広げたら…。「攻めるゴルフで頑張りたい。100yd以内のゲームと、スクランブリング(グリーンを外した際のリカバリー)が得意なんで、それを生かしたいです」。無名のアマチュアが、力強く言い切った。(那覇市/加藤裕一)