渡英を前にした一戦で好スタートを切った吉田優利

◇国内女子◇北海道meijiカップ 初日（4日）◇札幌国際CC島松コース（北海道）◇6593yd（パー72）◇曇り（観衆1175人）

次週にイングランドのウォルトンヒースで開催される海外女子メジャー「AIG女子オープン（全英女子）」に出場する吉田優利が5バーディ「67」をマークし、首位に3打差の5アンダー3位でスタートした。

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「完璧なショットと完ぺきなパット」と自賛する前半7番（パー3）では、9番アイアンの1打目をピン手前4mにつけて3つ目のバーディ。「思い通りのスイングをできる回数が多かった」と無傷のノーボギーラウンドにまとめ、上位が伸ばし合うロースコアの展開でしっかりと首位争いに加わった。

好調なショットにパットもかみ合った

次週のメジャーに出場する国内ツアー勢で、今週エントリーしたのは吉田ただひとり。同じくメジャーに臨む年間ポイントランキング上位陣が多く調整や移動に充てる中、日本での3週連続プレーを経て英国へ向かう。連戦を選んだ理由について「私は試合をしている方が調子を維持できるタイプ。調整もしたいし、日本のツアーにも出たい。両方をするには、この選択肢しかなかった」と説明する。

吉田は1カ月前の「全米女子オープン」（カリフォルニア州・ペブルビーチGL）でも、渡米の前週に「資生堂 レディス」に出場。週末まで4日間をプレー（5位タイ）し、休む間もなく太平洋を渡った。前入りした選手よりもコースチェックに割く時間は減ることになったが、「そこは自分の責任だし、管理できなかっただけ」と日本からの連戦スケジュールを言いわけにするつもりはない。

まずは目の前の一戦で全力を尽くす

「プロは結果でしか評価されない部分がある。今週は日本ツアーを頑張って、ランキングを上げて弾みをつけたいです」。前週まで4試合連続トップ10フィニッシュ。好調を維持したまま、最高の結果を残して渡英を迎えたい。（北海道北広島市／塚田達也）