新井麻衣（左）が通算3アンダーの10位タイに入り、ベストアマチュアを獲得した

首位と3打差の通算4アンダー10位タイからスタートした、アマチュアの新井麻衣（18）。その前半、最終日でただ1人イーグルを記録するなど通算5アンダーとスコアを伸ばし、バックナインを迎えた。しかし、後半に入りバーディを2つ奪うも、ボギーを2つ、ダブルボギーを1つ叩き、「73」でホールアウト。それでも通算3アンダーとし、自身初となる念願のベストアマチュアを獲得した。

ホールアウト後、「今日も良いプレーができて嬉しいです。伸び伸びとプレーできて、すごく楽しめました」と、笑顔が絶えなかった新井。「ベストアマは、予選会を通った時のコーチとの約束だったので、約束を守れて嬉しいです」と話す新井は、大山志保を指導している鶴見功樹プロに、今年の4月から師事を仰ぎ始めたばかり。今は宮崎県で1人で暮らし、ゴルフ漬けの毎日を送っているそうだ。「ドライバーからパターまで、全てが良くなりました」と、まさに今が伸び盛り。

「こんな、いろいろな方に見られてプレーしたことはなかったから、興奮しました」と、上位争いのプレッシャーにもプレースタイルを崩さない、強心臓も披露。「将来的には、ゴルフでも私生活でもプロらしく振舞えるゴルファーになりたい」と、ハキハキとした口調で話した。今後、いろいろなトーナメントでその名を聞くことになるであろう、将来有望な若手がまた1人登場した。