原英莉花はクラブ契約をフリーにして新シーズンへ

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 事前（1日）◇琉球GC（沖縄県）◇6590yd（パー72）

ツアー4勝の原英莉花が今季からクラブ契約をフリーにして試合に臨む。「今までが悪かったというのはまったくない」と前置きしたうえでジュニア時代から使い続けてきたミズノとの契約は昨季限りで解消し、「自分でまず決断をして行動するというのを(今季は)目標に」とさらなるパワーアップに向けて船出を切った。

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開幕2日前のこの日、1Wはキャロウェイの新作「ローグ ST ◆◆◆ LS」を握って練習ラウンドに臨んだ。ウッド系とウェッジはキャロウェイのクラブを投入し、アイアンはこれまで通りミズノのクラブをチョイス。「(1Wを替えて)スピン量は変わりました。振れてないかなと思ったけど、安定して距離も出て。吹き上がるボールは減ったかな」と感触を口にした。キャップやバッグはグッズの契約を結ぶパーリーゲイツ、マスターバニーエディションの製品を使用する。

キャップも変わりました

オフは悩まされてきた腰の状態の回復に努めてきた。「手術をするか、しないか」という選択を迫られていたが、「ダメにならないようにするのがベストだけど、そこまでナーバスな感じではない。ケアに時間を割くことが多くなっていくと思うけど、ゴルフを続けていくうえでは仕方がない」と手術は受けない方向で今季に突入した。

昨季、目標にしていた米ツアー参戦は腰痛の様子を見ながらの挑戦とあって「深く考えられない」としつつも、海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」(8月4日～／スコットランド・ミュアフィールド)には「行きたい」と思い描く部分はあるという。「まずは予選通過を目指して今週頑張りたいと思います」と装いも新たに始動する。(沖縄県那覇市／石井操)