静岡県熱海市出身の渡邉彩香

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 初日（22日）◇滝のCC（北海道）◇6578yd（パー72）

ホステスプロの渡邉彩香が、出身地の静岡県熱海市で7月3日に起きた大規模な土石流災害に心を痛めた。

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「自宅は少し離れていたので大丈夫だったけど、自分の見慣れた街だったのですごくショックでしたし、何かできないかなと思っている。そういうのも今の自分を支えている」

これまで19人が亡くなり、現在も警察や自衛隊などが1000人態勢で行方不明者の捜索を続けている。地元住民は避難生活を余儀なくされている。

「（被災した人で）直接知っている人はいなかったが、人づてに聞いたりしているので、何もできないですけど、とにかく自分は頑張って良いニュースを少しでも届けたいというのは、すごく思うようになった」

ホステスプロ渡邉彩香。8アンダーで初日を終えた

この日は8バーディ「64」をマークして8アンダー単独発進を決めた。前半4つ伸ばし、後半4番（パー5）で200ydから5Iで2オンに成功し、7mのイーグルパットは外したが、バーディを奪った。6番（パー3）から8番（パー5）で3連続バーディと気持ちよくプレーした。

「パッティングがすごくよかった。ここ数試合はショットの調子が良くてパターがいまひとつなのが続いていたけど、練習してきた成果が徐々に出てきた」

「きょうは（パー5の）ロングホール4つ全部（バーディを）取れたので、このスコアにつながった。あと3日も自分の持ち味を生かして、ロングでチャンスを作りたい」。悲嘆にくれる地元熱海に吉報を届ける。（札幌市南区／玉木充）