パターが2本？ 堀川未来夢の“奇策”の狙いとは ※撮影は初日

◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 3日目（23日）◇グランディ那須白河ゴルフクラブ (福島)◇6961yd（パー72）

2アンダー41位タイの堀川未来夢（ほりかわ・みくむ）が11バーディ、2ボギー「63」で回り、通算11アンダーの7位タイに浮上した。初勝利を狙う25歳は、前日までの予選ラウンドを珍しい14本のクラブセッティングでプレーしていた。

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いずれも「71」でまとめた初日と2日目のラウンドで、堀川はキャディバッグにパターを2本収めていた。5Wを抜き、エースパターのネオマレット型（テーラーメイド スパイダー ツアー レッド スモール スラント）に加え、オデッセイのピン型（ミルドコレクション パター RSX #2）を投入。「今までやったことはないです。このコースでは今まで予選通過がなかったので、何かを変えようと思って気分転換をした」という奇策だった。直線的なラインに対してはネオマレットを握り、大きく曲がるところではピン型で距離感を合わせ、36ホールをプレーした。

ロースコアを狙った3日目は「（調子が）いい方のパターを使った」と5Wを戻し、ネオマレット型のみでラウンド。「ティショットをうまくマネジメントして、ピンハイについたところでパッティングがほとんど入った」と、18ホールを24パットで切り抜けた。

「ふと思いついた」というアイデアが功を奏し、首位に3打差で最終日を迎える。使うパターはもちろん「あしたもスパイダー」。バーディ合戦にもう一度挑む。（福島県西郷村／桂川洋一）