食べる、食べる…独走首位・呉阿順の“防寒対策”
2013/11/09 18:19
国内男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」が行われている茨城県の美浦ゴルフ倶楽部は3日目、厳しい寒さに襲われた。大会が連日発表する気温では、前日の19.2℃から一気に低下して14.2℃。初日は13.3℃とされたが、この日は風が強まったこともあり、体感温度は一層低くなった。
そんな中、中国の呉阿順は首位タイからスタートして「65」をマーク。序盤の2番(パー5)でラフからの第3打、30ヤードのアプローチを54度のウェッジでチップインさせてイーグルを奪い、勢いに乗った。6番から2連続バーディ、後半は15番から2連続。2位で並ぶ小田孔明、キム・ヒョンソン(韓国)には4打差をつけ、昨年の「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙」以来となる日本ツアー2勝目に王手をかけた。
スカイブルーのセーター姿でプレーした呉だが、この日の思わぬ寒さへの対策はちょっと変わったもの。「途中から1枚上着を着たんだけど、あとは食べ続けて体温をキープした」とか。「リンゴやバナナ、ナッツなどなど…」。お腹もいっぱいにして安定感あるプレーを披露し続けた。
最終日は大荒れの天候も予想されており、次なる対応策も楽しみ?なところ。2週後には中国代表として「ISPS HANDAワールドカップ」にも参戦するホープ。「初めての出場になるのでこの試合を含めて良い準備をしていたい」とビッグトーナメントでの勝利を弾みにしたい。(茨城県美浦村/桂川洋一)