開幕前日の片山はコースの練習場で最終調整。穏やかな表情で準備を整えた

国内男子メジャーの今季第3戦「日本オープンゴルフ選手権競技」は17日（木）、茨城県の茨城ゴルフ倶楽部 東コースで開催される。今年のゴルファー日本一の称号かけた一戦で、最大級の注目を集めるのが片山晋呉だ。

2週前の「コカ・コーラ東海クラシック」で5シーズンぶりの勝利を挙げた片山。前週の試合はスキップして休養と“祝勝会”に専念し、心身ともに万全の状態を整えてメジャーへと乗り込んできた。台風26号の影響を受けた開幕前日16日（水）はラウンドを行わず、午後にコース入りして最終調整。「今日はもともとゆっくりしようと思っていたし。調子は普通。勝ったことで変わったこともないね」とリラックスした表情を見せた。

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9月にすでに練習ラウンドを行い「フェアなセッティングになっている」とコースコンディションを絶賛。「今回は総合力。総合力がないと勝てない。良い意味で本当に難しい。ティからカップに入れるまで全部ね」と、頂上決戦にふさわしい舞台だと認めている。

地元茨城県での大会。そして同コースで行われていた「アジアパシフィック キリンオープン」では2000年から2連覇を達成しており、相性にももちろん自信がある。「自分の実力が出てくれればいい。72ホールが終わった時に良いところにいられると思う」。

2008年、節目の通算25勝目を飾ったのが福岡・古賀ゴルフクラブで行われた同大会。優勝候補の最右翼として、5季ぶりのメジャータイトルをもぎ取りに行く。（茨城県つくばみらい市／桂川洋一）