ツアープレーヤーたちのこぼれ話<宮里 聖志選手>
2003/05/28 09:00
シード2年目の今年、宮里聖志がこれまでずっと「やめよう、やめよう」と思いつづけて実現できなかった念願を、とうとう果たした。「禁煙」だ。
以前からそれほどヘビースモーカーというわけではなかったのだが、「それでも、やっぱりまったく吸わないほうが体にいいとは思ってきました。でも、なかなか踏ん切りがつかなくて・・・」
いよいよ行動に移すきっかけとなったのが、友達との約束だ。
「どちらか先にタバコを吸ったほうが、ご飯をご馳走すること」と決めてこのオフ、“禁煙”をスタート。たったひとりだと、誘惑に負けて挫折しがちだが、「2人で競争すると、お互いに意地を張り合ってけっこう、続くもの」。5月も終わろうとする今も、ただの1本も口にしていないそうだ。
先週の会場で、宮里は「もう大丈夫です」と断言。「今ではすっかりタバコのない生活が当たり前になりました。吸わなくなってからというもの朝はすっきりと起きれるし、なによりご飯がうまいのがいい! 体調もいいし快適ですね」。
ただし。ひとつだけ悩みの種ができた。“タバコをやめると太る”と一般的にもよく言われるように、宮里も例外ではなかった。タバコをやめた途端に体重が“急上昇”を始めて、「スタート時よりも4キロ肥えちゃいました」。今のところプレーには支障ないが、「夏にむけて、ちょっとしぼらんとダメですかねえ」と苦笑い。
弟・優作のデビュー元年の今年こそ、“禁煙”効果でお先に初優勝を果たしたいところだ。
※日本ゴルフツアー機構が発刊しているメールマガジン(プレーヤーズラウンジ)より転載しています。