プロアマ戦で笑顔を見せながらラウンドした今田竜二

米国男子ツアーを主戦場とする今田竜二が、13日（木）に北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで開幕する「ANAオープンゴルフトーナメント」に出場。国内男子ツアー参戦は2010年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来2年ぶり。久々に日本のファンの前で勇姿を見せる。

今シーズンはその米ツアーで苦しみ、次週の「ザ･ツアー選手権」で終幕する全4戦のプレーオフ進出を逃した今田。現在の賞金ランキングは183位と、シード権確保を10月からのフォールシリーズにかけている。そのため、“オフ”となってしまったこの期間中に試合勘を維持するため母国からのオファーを快諾。前週8日（土）に帰国した。

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開幕前日の12日（水）はプロアマ戦に出場。普段はめったにお目にかかれない米ツアーメンバーの登場とあって、多くのファンから写真撮影やサインを求められ、それぞれに白い歯を光らせながら、丁寧に対応する姿があった。

2年前の「三井住友―」では3位に入る活躍で、その実力を存分に披露。それでも北海道に降り立ったのは記憶もあいまいな幼少期以来というから、もちろん名門・輪厚でのプレーも今回が初めて。キャディにも急遽トレーナーを起用。コースを「今日は一定の方向から風が吹いていたけれど、経験がそこまでないので今週やってみて、という部分もあると思うが、しょうがない」と大いに警戒している。

それでも貴重な出場機会を提供してくれた大会に、恩返しをしたい気持ちもいっぱい。「スポンサーさんのためにも良いゴルフをしたい」。久々の日本での一戦で、シーズン終盤につながる大きなきっかけをつかみたい。（北海道北広島市／桂川洋一）