心配された体調不良は回復。この日は5つのバーディを奪って暫定5位タイに浮上した

「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」2日目、首位と5打差の13位タイからスタートした上平栄道が、「67」をマークし、通算6アンダーの暫定5位タイに浮上した。先週の「ダイヤモンドカップゴルフ」では、開幕前日の水曜日から発熱し、体調不良で迎えた4日間は29位タイでフィニッシュした。今週は、「心・技・体、バランスよくいいです」と、そのストレスを発散させるかのようにメジャーの難コースを相手に、スコアボードを駆け上がった。

上平はチャレンジツアーで4勝を挙げているが、まだレギュラーツアーでの勝利はない。今季はアジアンツアーを除く6戦に出場し、予選落ちは「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」の1度のみ。開幕戦ではトップ10フィニッシュの好成績を残すなど調子は上向きだ。

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「ショットは悪くなく、むしろ良い感じで来ている。危なげないという感じですね。パターも決めたいところで入ってくれました」とこの日は5つのバーディを量産。9番（パー4）では、ピンまで約10ヤードのグリーン横から、強めに入ったアプローチが直接カップイン。「そのあとすぐにボギーが出てしまったんですけど・・・、いいバーディでした」と、後半の3つのバーディに繋げた。

「僕は難しいコースの方が好きです・・・というより、グッと我慢してやっているゴルフが得意なのかも」と、決して派手ではない戦い方で、じわりと首位を追いかける。「トップに接近した優勝争いは、あまりしたことがないのでよく分からないけど、マイペースにやれればいいですね」と、決勝ラウンドを、ツアー初勝利を狙える位置でスタートする。（茨城県笠間市／糸井順子）