2025年 ダンロップフェニックストーナメント

ともに下部から切り拓いた道 平田憲聖は原英莉花にも脱帽

2025年 ダンロップフェニックストーナメント 事前 平田憲聖
平田憲聖は中島啓太のPGAツアー昇格も喜んだ

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 事前(18日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7117yd(パー70)

数日前の日曜日、アラブ首長国連邦でのゲームの後に、同学年の2人は互いの健闘をたたえ合った。「DPワールドツアー選手権」を16位で終え欧州ツアーのポイントランキングで来季のPGAツアー出場権を手にした中島啓太を、平田憲聖は電話を通じて祝福。年明けからは同じ世界最高峰のフィールドで戦える。

ともに2000年生まれで、日本ツアーで実績を残してすぐに海を渡った。米下部コーンフェリーツアー経由で来季昇格を果たした平田は「(シーズン中)結構、連絡を取り合っていて、先に僕が終わったときも啓太は声をかけてくれました。DPは試合数も多くてレベルも高い。その中で10人の枠に入ったのは本当にスゴイ。うれしかったですね」と、新天地でのライバル出現を喜んだ。

「ことしは僕ひとりだった。日本人が他にいるだけで(来年は)試合も楽しくなる。しかも同級生で、PGAですし」という言葉はことし、平田がいかに孤独と闘っていたかがうかがえる。くじけそうになった時、支えに感じたのは中島の他にもいた。米女子下部ツアーから昇格を決めた原英莉花も、ほとんど面識がないながら自分を奮起させてくれる選手だった。

「コーンフェリーツアーは賞金も日本(男子)ツアーと一緒ぐらい。この円安で、物価が高いアメリカでも、なんとか生きていけました。でも、エプソンツアーはその辺(金銭面)もシビア。それでもレベルは高い」

今季ゼロ勝でポイントランク15位だった平田の獲得賞金額は35万4107ドル(約5491万円)。原は1勝してランク5位で終えながら、14万6582ドル(約2273万円)を稼いだに過ぎない。「シーズン中に(原の情報を)気にして見ていましたし、僕も男子のそのルートで上がりたいと思っていた」と先輩女子プロのハングリー精神に頭が下がる。

年内は今大会を自身のラストゲームにして、来年1月の開幕戦「ソニーオープンinハワイ」に備えるつもり。つかの間のオフに心身を休め、パワーアップを目指すという。「(課題は)やっぱり一番は飛距離。5ydでも、10ydでも安定的に伸びたらやっぱり違います」と早くも視線を26年に向けている。(宮崎市/桂川洋一)

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