「きのうも、おとといも岩田さん」 復活V小平智は“お祝い疲れ”
◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ 事前(27日)◇芥屋GC(福岡)◇7293(パー72)
7年ぶりの優勝から3日経って、正直に言えば「疲れてます…」。小平智の声にちょっと覇気がないのは、全力でお祝いしてくれた先輩がいるからだ。
前週「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」で、最終日に「63」をマークして3打差を逆転。2018年「日本シリーズJTカップ」以来、7年ぶりとなる日本ツアー8勝目は、ともに優勝争いを演じた岩田寛が真っ先に喜んでくれた。
一晩経っても先輩の祝福は終わらず、「きのうも、おとといも、岩田さんに(祝勝会を)やってもらいました」と美味しいお酒をご馳走になる日々。岩田のほかにもたくさんの「おめでとう」の連絡をもらって、十分すぎるほどに久々の勝利の喜びをかみ締めた。
6月に米国で再会した松山英樹からは、ちょっと変わった“いたわり”も。「おめでとうございます」のメッセージをもらった後、優勝の翌朝にInstagramでトレーニングの様子をシェアしたら『少しは休んでください』とくぎを刺された。それでも「ヒデキのおかげで優勝できた」と報告できたことがうれしい。
「絶対、ここに戻ってくるから」。2カ月前、松山に面と向かって伝えた米ツアー復帰への決意は、優勝したことで一歩実現に近づいた。米ツアー挑戦は「日本のシードを獲ってから」と考えていたが、優勝による2年シードを獲得。「挑戦が今年も来年もちゃんとできるようになった。スケジュールも立てやすくなったし、イメージしやすくなったのでうれしい」と、年末に控える米ツアー予選会挑戦がより現実的になった。
2018年「RBCヘリテージ」で米ツアー初優勝を挙げ、当時フロリダ州に買った家はそのまま使えるように維持している。「また、アメリカに行って合宿できる」。年明け1月には米国で合宿を張り、PGAツアーでの戦いに備える未来はしっかりイメージできている。(福岡県糸島市/谷口愛純)