年間女王・竹田麗央が対抗戦初出場（大会提供）

◇国内ツアー対抗戦◇Hitachi 3Tours Championship 事前（7日）◇京葉CC（千葉県）◇3730yd（JGTO）、3502yd（PGA）、3252yd（JLPGA）＝9ホール（パー37）

女子ツアーの年間女王・竹田麗央は今回が国内ツアー対抗戦初出場となる。「一年間上位で戦っていないと出られない大会。本当に明日が楽しみです」と、シーズン中とは異なるリラックスした表情で喜びをにじませた。

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今季は9月「ソニー日本女子プロ選手権」、「日本女子オープン」の国内メジャー2冠を含む8勝と勝ちまくった。ツアーを代表して戦う今大会はまさにチームをけん引する立場にいるが、「チームの足を引っ張らないように。みんなで協力して優勝を目指したい」とあくまで謙虚な21歳だ。

大会は各自のボールをプレーして良い方のスコアを採用するフォアボール、1つのボールを交互に打つフォアサムとフォーマットが異なるダブルス戦2ステージで行われる。竹田は小祝さくらとのペア。姉のように慕う先輩プロとのラウンドはもちろん、「普段男子プロと回る機会がないので、間近でプレーを見られるのも楽しみ」と対抗戦ならではの期待もある。

11月の日米共催「TOTOジャパンクラシック」に勝って米ツアーの2年シードを獲得した。今週は7月のメジャー「エビアン選手権」を制した古江彩佳や、PGAツアーを主戦場とした経験のある岩田寛らも出場する。「同じ組になったら、アメリカでの生活のこととか聞いてみたいです」。プレー以外の面でも実りある一日となりそうだ。

古江彩佳はJLPGAの代表としての出場に「夢でした」(大会提供)

来季から同じフィールドに“仲間”が一人増えることになる古江は、「（竹田からは）ちょこちょこ質問してもらっている。聞かれたのはゴルフに関することが多い。生活も変わって、心配ごともあったりすると思うので、自分の分かる範囲は答えていきたいな」と惜しみなく後輩にアドバイスする心構えだ。

2019年「富士通レディース」でのアマチュア優勝から日米で活躍を続けてきた古江だが、実は今大会への出場は初。賞金ランク2位だった2020-21年シーズンも米ツアー予選会と重なって出場できなかった。「この大会に出るのが夢でした。JLPGAの代表として出るのは緊張するけど、光栄です」。シーズン終了後の“お祭り”が幕を開ける。（編集部・合田拓斗）

【組み合わせ＆スタート時間】
＜1stステージ＞フォアボール
JGTO／PGA／JLPGA
第1組（8:35）
岩田寛＆清水大成／伊澤利光＆増田伸洋／桑木志帆＆佐久間朱莉
第2組（8:50）
幡地隆寛＆米澤蓮／兼本貴司＆平塚哲二／古江彩佳＆河本結
第3組（9:05）
今平周吾＆小木曽喬／片山晋呉＆藤田寛之／竹田麗央＆小祝さくら
※各組1位:4pt、2位:2pt、3位:0pt

＜2ndステージ＞フォアサム
JGTO／PGA／JLPGA
第1組（12:20）
岩田寛＆清水大成／伊澤利光＆増田伸洋／桑木志帆＆佐久間朱莉
第2組（12:30）
今平周吾＆小木曽喬／兼本貴司＆平塚哲二／古江彩佳＆河本結
第3組（12:40）
幡地隆寛＆米澤蓮／片山晋呉＆藤田寛之／竹田麗央＆小祝さくら
※各組1位:6pt、2位:4pt、3位:2pt