砲台の17番でグリーンに向かう池田勇太の足取りは、疲労困ぱいという雰囲気だった

国内男子ツアー「カシオワールドオープン」で、賞金王を争う相手となる石川遼が優勝争いを展開する中、ランキング2位で追いかける池田勇太が最終ラウンドをホールアウトした。池田が18番を終えた時点で、石川は14番をプレー中。池田がリーダーズボードを見上げると、この時点で石川は首位の小田孔明とは4打差の2位となっていた。

この日のラウンドを振り返る池田は「ノーボギーでよかったと思う。もうちょっといいチャンスにつけたかった。腰は後半つらくなって、4日目なんで一番つらい」。そして、賞金王については「今日次第だと思う。遼が勝ったら勝ったで、おめでとうだし、身体を治して来週戦えるように頑張る。早く帰って調整したい」と締めくくり、石川のホールアウトを待たずに会場を後にした。

この日の結果単独2位になった石川の賞金総額は1億8,174万円で池田との差は2,455万円に広がってしまった。池田が逆転で賞金王になるためには、次週「ゴルフ日本シリーズ」で優勝することが必須である。

• 池田勇太のプロフィール
• 池田勇太のスイング
• 池田勇太のクラブセッティング