地元で調子をさらに上向かせたい

◇国内男子◇シンハン ドンヘ オープン 事前情報（7日）◇KOMAカントリークラブ（奈良県）◇7065yd（パー71）

開催地の奈良県出身の木下稜介が今大会に懸ける思いは強い。「地元の方もたくさん応援に来てくださるので、その方々の前で優勝できるように」と闘志を燃やした。

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今季は14試合に出場し、トップ10入り7回と安定して好調を維持。前週の「フジサンケイクラシック」でもトップ5に入った。「調子はいいけど、なかなか優勝に届いていない。今週は地元開催ということもあるので、優勝を狙って頑張りたい」と士気を高める。

日本、韓国、アジアの3ツアー共催ということもあり、多くの海外勢が参戦。その中で木下が“ライバル”として名前を挙げたのは、米PGAツアー3勝のキム・シウー（韓国）だ。「すごい選手で、ライバルとするには僕とはレベルが違いすぎるんですけど（笑）」と敬意を払う。

もう一人はパク・サンヒョン（韓国）。前週の最終日は同じ最終組でプレーした。「調子も良さそうですし、先週は（プレーオフに進めず）負けて悔しかったので、今週は負けないように」とリベンジを期す。

昨季は初優勝を含む2勝を挙げ、賞金ランキングでは3位に入って一躍トッププロの仲間入りを果たした。「地元開催で一番気合が入っている。この大会で優勝すると韓国ツアーとアジアンツアーのシードももらえるので、勝って海外にどんどん挑戦していけるように」。今季はここまで賞金ランキング20位。地元で上昇気流に乗りたい。（奈良市／内山孝志朗）