リカバリーの技が冴えた星野陸也

◇国内男子◇関西オープンゴルフ選手権競技 2日目（23日）◇有馬ロイヤルゴルフクラブ ロイヤルコース（兵庫県）◇7103yd（パー71）

2日目を終えて、首位と1打差の通算9アンダー3位につけた星野陸也。インスタートの前半こそ伸ばせなかったが、後半に入って4バーディと加速した。「前半はもったいないのが多かったので、後半は最低3アンダーと目標を立てていた。クリアできて良かった」と白い歯を見せた。

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今年に入ってまだ2試合目。前半は試合勘を取り戻すのに必死だった。「普通やらないだろうっていうミスが多かった」と、風の読みとグリーンの硬さ、試合のショットの感覚と球筋が微妙にマッチしなかったが、折り返し後の2番バーディで波に乗った。

6番（パー5）からは3連続バーディの固め打ち。7番は右の林から4Iでグリーン奥まで運び、残り20ヤードをチップイン。8番も獲って3連続として迎えた最終9番は、左の林から6Iでフックを掛けて、花道を転がし上げる「完璧過ぎる」リカバリーでパーセーブ。「久々に林から打った割には思い通りに打てたのでうれしかった」と喜んだ。

今シーズンはすでに1勝を挙げ、賞金ランキングは4位につける。「しっかりフェアウェイキープして、しっかり（バーディを）獲るところで獲っていければ優勝できる」と自信もある。「谷口（徹）さんに負けないようにしたいです（笑）」と、トーナメントをリードする53歳に狙いを定めた。（神戸市北区／今岡涼太）