グリップインターナショナルは9月14日、都内オフィスで2010年春夏「ヒールクリーク」の展示受注会を開催した。今回からはメンズ拡大戦略で、女性向けウエアと一線を画し新卒のデザイナー2人を起用している。

テーマは未来的な楽観主義者。1950年代の未来に対する憧れを表現しているとか。そのテーマに沿うように立ち上げの2月3月は、ポストイット（付箋）に使用される黄色系やピンク系の暖色系カラーを多用した。また4月には自然へのインスピレーションからのイージー＆リラックスを提案するため、シガーやオレンジフラッシュのカラーリングを採用している。

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特筆すべきはサプライズ人事。同ブランドは女性ブランドとしての認知が高く、現在の販売費率は女性7に対して男性3。男性比率を拡大して男性ファンを獲得するために、企画を男女分けるほか今春入社した新入社員の男性2名をデザイナーに抜擢。従来のデザインコンセプトを3割は踏襲しているが、7割は新感覚でデザインされているという。

そのメンズウエアには機能・デザインはもちろんのこと、本格派ゴルファーに訴求するためハーフパンツの側面にボールポケットを備えるなど、ゴルフを熟知しているゴルファーへの利便性も追求している。

アイテム数は女性向け70型、男性向け50型、アクセサリー等を含め150型を予定している。