国内女子ツアー

しのぶに刺激!上田桃子がベストスコアで4位タイに食い込む

2006/09/10 18:00
満足そうな表情でホールアウトする上田桃子

「日本女子プロゴルフ選手権」は、宮里藍のスーパースターぶりが改めて証明された大会となったが、最終日「67」のベストスコアで4位タイに食い込んだのは、プロ2年目の上田桃子だった。

この日は5番からの3連続を含む5バーディを奪い、しかもノーボギー。「頑張ったなー、今日」と、充実した笑顔を見せた。シーズンを通してのパーオン率では大山、横峯についで3位につけるなど、ショットには定評がある上田だが、この日はパットが冴えていた。「4日目になってようやくタッチと読みが合ってきた」と最終日は22パットで締めくくった。

だが、18番で4メートルのバーディパットを外したことを悔しがる。「最終ホール、バーディチャンスだったのに、魅せれなかった。ああいうのを決めるのが、藍ちゃんやさくらちゃん。まだまだつめが甘いと思いました」。

諸見里しのぶと同じく江連コーチに指導を受ける上田だが、諸見里とは同い年の20歳とあってライバル心も強い。この大会では、久々に日本での試合となった諸見里を最後に逆転し「へへっ」と得意そうに笑った。

昨年の新人戦で優勝し、次代を嘱望されているが、ここまで勝利には届いていない上田。来週の「マンシングウェアレディース」がデビュー1周年を迎える節目の大会だ。(編集部:今岡涼太)

■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka