欧州男子ツアー

欧州ツアー「イタリアオープン」プレビュー

2003/05/01 09:00

7年連続の欧州ツアー賞金王に輝いたコリン・モンゴメリーだが、ここ数年は腰痛から始まった体調不良でスランプ気味。特に、今季は米ツアーを中心として出場しているが、5度の予選落ち。そのうちのひとつが「マスターズ」での78・76と予選落ち。そんなモンティが古巣の欧州ツアーに戻ってきた。彼にとって、今季初の欧州ツアーであるこの大会で復活を遂げられるのだろうか?

今年で60回目を数える「イタリアオープン・テレコムイタリア」。過去の優勝者にはベルンハルト・ランガーグレッグ・ノーマンサンディ・ライルサム・トーランスといったビッグネームが連なっている。そのひとり、サム・トーランスが3月の欧州ツアードバイ以来の出場。

サム・トーランス(1987年&1995年優勝者)
「試合が久々だから少々腕が錆付いているけど、練習だけはちゃんとやっているからプレーは大丈夫だと思う」

他にディフェンディング・チャンピオンのイアン・ポールターも出場。すでに2000年に同大会の優勝を果たしていたポールターは2002年の初日にコースレコードとなる61をマーク。最終日の終盤、ポール・ローリーイアン・ポールターに1打差をつけて首位に立つが、そのローリーが最終ホールのティショットをOBとしてしまい万事休す。イアン・ポールターがこの大会2度目の「イタリアオープン」優勝を果たした。

イアン・ポールター
「すごい一日だった。何をやっても上手くいってしまった。長いパットも短いパットもスイスイ入っちゃうんだ。まさにあの一日は私のためにあったという感じだった。あまりの好調ぶりにスコア50台を狙っていたくらいだ」

*「第60回イタリアオープン・テレコムイタリア」は初日から最終日までザ・ゴルフ・チャンネルで衛星生中継予定