米ツアーカードをかけた熾烈なレース 中島啓太は“1/12”を好発進「最後まで集中できて良かった」
◇欧州男子◇ジェネシス選手権 初日(23日)◇ウージョンヒルズCC (韓国)◇7367yd(パー71)
欧州ツアー1勝の中島啓太が5バーディ、2ボギー「68」でプレーした。日没が迫るなか午後のプレーを終え、「前半とりこぼした部分があって、どっちに転ぶか分からなかったんですけど、それがいいほうにいってくれた」と振り返った。
前半2番で1.5mを外してボギーが先行した。5番(パー5)では1.4m、6番では1.2mのバーディチャンスを決められず。苦しい展開が続いたが、中島の言った通り後半は“いいほう”に転がった。13番(パー3)で長い距離を沈めてバーディを奪うと、15、17番、18番(パー5)でスコアを伸ばした。「(前半に)短いパットを3回外したが、そこで切れずに最後まで集中できたのが良かった」と話した。
前半不安のあったパッティングを後半に修正。「スパイクマークがひどいグリーンなので、多少の運もありますけど、いい転がりだけを目指して打っていました」と、2週前「ベイカレントクラシック」から投入するスパイダーツアーVの安定感が光った。
「ドライバーを打っていないから不安」と試合前に語っていたティショットも、この日はフェアウェイをとらえるシーンが多かった。「狭いコースではないので、あまりショットが良くなくても対応できたかなと思う。ただ、ティショットで大きくフックを打ったりスライスを打ったりしなきゃいけないホールがあるのでそこは注意が必要」と、残り3日間の対応を胸に刻んだ。
それにしても、3つ伸ばした上り4ホールは圧巻だった。「最後は気持ちでやりました」と興奮気味に言う。前日会見の「気合で戦い抜く」という言葉を有言実行、気迫のこもるプレーを見せた。
米ツアーカードをかけたポイントレース(有資格者を除くトップ10に付与される出場権争いは現在9位)も、この試合を入れて残りあと3つ。12ラウンドのうち“1/12”は好位置で終えた。この先ひとつでもポイントを稼ぐべく、一打一打に集中していきたい。(韓国・忠清南道/服部謙二郎)