マキロイがWGCブリヂストンインビテーショナルで活動再開
「全英オープン」王者のロリー・マキロイがメジャー3勝にWGC初優勝の栄冠を加えるべく、33名のヨーロピアンツアー・メンバーたちと共にオハイオ州アクロンのファイアーストーンCCで今週開催される「WGCブリヂストンインビテーショナル」に出場する。
2週間前にロイヤルリバプールGCで挙げた勝利によりメジャー3大会での優勝を果たした北アイルランドのロリー・マキロイは、その勝利を祝う1週間のオフを経て、大西洋の反対側でも圧巻のパフォーマンスを持続させたいと思っている。
「僕はただ先のことを考え、前進し、これからできるだけ多くの大会、できるだけ多くのメジャーで優勝したいと思っているんだ。というのも、僕には沢山の可能性が残されていると感じているからね」とマキロイ。彼はフレッド・デーリー(1947年)、そしてダレン・クラーク(2011年)に続き、「全英オープン」を制した3人目の北アイルランド人選手となった。
「キアワでメジャー2勝目を挙げた後も、その後の6ヶ月間は良いプレーをしていたからね。僕は前進し続け、定期的にメジャーやその他の大会で勝ってゆける男になりたいんだ」。
マキロイが今週の大会でトロフィーを掲げるには、「全英オープン」で2位に入ったセルヒオ・ガルシアや、その前週の「アバディーン アセットマネジメント スコットランドオープン」を制し、ホイレークでは23位に入ったジャスティス・ローズなど、好調を持続するヨーロピアンツアーの選手たちを退けなければならない。
昨年この大会で2位タイに入った世界3位のヘンリック・ステンソン、そして2014年の「ライダーカップ」欧州代表チームの自動選考の当落線上にいる選手たちも闘志を燃やすことだろう。賞金総額900万米ドルの今大会を含め、選考対象となる大会は残り5つとなっており、スティーブン・ギャラハー、グレーム・マクドウェル、イアン・ポールター、リー・ウェストウッド、そしてミゲル・アンヘル・ヒメネスといった選手たちは、ここで確かな成績を残して世界ポイントランキングを上昇させることができれば、自動選出へ向け大きく前進することも可能である。
今大会へ出場する33名のヨーロピアンツアー・メンバーのうち、ビクトル・デュビッソン、ブレンドン・デ・ヨング、エスタニスラオ・ゴヤ、アレクサンダー・レビー、そしてファブリシオ・サノッティの5名は「WGCブリヂストンインビテーショナル」初出場を飾ることになる。特に後述の3人にとってはWGCデビュー戦となる。
怪我からのカムバックを果たしたディフェンディングチャンピオンのタイガー・ウッズは、この大会での並外れた成績を更に積み上げるべく大会に臨む。彼はこの大会に過去14回出場し、8度の優勝を遂げており、その中には1999年から2001年までと2005年から2007年までにかけて果たした2度の3連覇という快挙が含まれる。