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2017年 BMWインターナショナルオープン
期間:06/22〜06/25 場所:ミュンヘン アイヒリードGC(ドイツ)

復活のオームスビーが首位 凱旋のガルシアは「最高だった」

「BMWインターナショナルオープン」は、大会初日にノーボギーの「64」をマークしたウェイド・オームスビーが単独首位に立った。

3戦連続予選落ちを喫してミュンヘンアイヒリードGCへにきた豪州のオームスビーは、復活を遂げ、8アンダーまでスコアを伸ばし、ベルギーのトーマス・デトリーに1打差の首位で発進した。

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オーガスタでメジャー初制覇を遂げてから初めてヨーロピアンツアーのレギュラー大会に出場している「マスターズ」王者のセルヒオ・ガルシアは、ノーボギーの「66」をマークし、オランダのユースト・ラウテンとデンマークのトービヨン・オルセンと共に、首位と2打差の3位タイにつけている。

「全英オープン」王者のヘンリック・ステンソンは、その後方の5アンダーグループにつけており、注目選手がリーダーボードの上位にひしめく混戦模様となっている。

午前中にラウンドしたデトリーがクラブハウスターゲットを設定すると、その後、長い時間これを上回る選手は出ず、そのままデトリーが首位をキープするかに見えた。だが、10番から出たオームスビーが前半を「30」と猛烈なスタートを見せた。

パー5の6番で2オンに成功したオームスビーは、このホールをイーグル逃しのバーディとすると、パー5の9番でもイーグルチャンスを迎え、このパットはあと一転がり足りず、バーディとしたが、これで単独首位に躍り出た。

「良いスタートが切れて、フロントナインを『30』としてハーフターンし、バックナインも勢いそのままにプレーした。後半の方がやや落ち着いていたけど、とても満足している」とオームスビー。

「バックナインの方がフロントナインより少しトリッキーだと思うから、フロントナインからどんどん行こうと思ったのだけど、最初の3ホールは良いショットを打って攻めていかないといけないね」。

「実は、今朝早くここに来て練習したのだけど、そんなのこれまでやったことがなかったんだ。手応えはあったのだけど、あと少しのところでつかみ切れてなかったんだ。言うまでもなく、今日は何かを見つけることができたし、練習でトライしてきたことをやり続けたのだけど、それはいつもの僕ではないんだ。僕は感覚でプレーするからね」。

「この時期にこのゴルフができたのは大きいね。ここ6週間は、ハードに練習していたのに3回予選落ちしていたんだ。望んだ結果は出ていなかったんだ」。

デトリーは1番でこの日唯一のボギーを叩くも、その後は素晴らしいバウンスバックを見せ、2番、3番、5番、6番、そして9番でバーディを奪い、「32」でハーフターンした。12番でもバーディを奪ったデトリーは首位に並ぶと、続く13番ではフェアウェイからホールアウトするイーグルを奪い、追われる立場となった。

10番からスタートしたガルシアは、11番、16番、そして18番でバーディを奪って「33」でハーフターン。5番で見事な2打目からバーディをお膳立てし、パー5の6番でもバーディを奪うと、パー3の8番ではティショットをピン側につけてバーディを奪った。

「最高だったね。良いプレーができたと感じている。目覚ましいラウンドではなかったけれど、一日を通してとても安定していた。自分が打ったショットやパットにはとても満足しているし、6アンダーも大満足だね」とガルシア。

「まだあと3ラウンド残っているから、このままハードにプレーし続けるし、こういうラウンドを続けて日曜には一番上に行ければ良いね」。

同じくバックナインからスタートしたツアー5勝のラウテンは、「34」でハーフターンすると、2番でボギーを叩き、そのまま中団に埋もれるかに見えた。しかし、ここから猛チャージをかけ、7番で長いバーディパットを決めるなど、上がり6ホールで5バーディを奪ってリーダーボードを駆け上がった。

安定感のお手本のようなラウンドをしたオルセンは、2番、4番、9番、11番、そして13番でバーディを奪うと、16番では圧巻のショットでバーディを奪い、首位に迫った。17番は粗末なチップショットからボギーとするも、パー5の最終ホールはバーディを奪うバウンスバックを見せた。

ボギーを1つ叩いたディフェンディングチャンピオンのヘンリック・ステンソンは、初日を5アンダーとし、このグループにはその他に、スウェーデンのリカルド・カールベリリチャード・ブランドトミー・フリートウッドジェームス・モリソン、そしてマシュー・サウスゲートのイングランド勢、南アフリカのジャコ・アラーズ、タイのキラデク・アフィバーンラト、米国のダニエル・イム、インドのシブ・カプール、アルゼンチンのアンドレス・ロメロ、そしてフランスのジョエル・スタルターがつけている。

この日は、ポール・ピーターソンがパー3の2番を4番アイアン一振りでホールアウトし、今季ツアー19個目のホールインワンを達成すると、その後、同じく2番で、今度はロメロが5番アイアンでエースを達成し、その数を20に伸ばした。

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