トルコでモンティ特有の雰囲気を楽しむケーシー
コリン・モンゴメリーの設計したモンゴメリー・マックス・ロイヤルにて行われているトルコ航空オープン初日は、モンゴメリーのコースとの相性の良さを再び見せつけたポール・ケーシーが日没サスペンデッドとなった時点で7アンダーとして1位タイにつけている。
イングランド出身の彼は、2011年のボルボゴルフ選手権、そして今年のアイリッシュオープンと、過去に2度ヨーロピアンツアーで挙げた勝利を、いずれもモンゴメリーの手によるコースで記録している。36歳の彼は初日が日没サスペンデッドとなった14番を終えた時点で、1イーグル、6バーディ、1ボギーとしてダレン・フィチャートとスティーブ・ウェブスターと並んで首位に立ち、“モンゴメリー・コース”でのハットトリックを狙っている。
「僕はモンティ(コリン・モンゴメリーの愛称)のコースでは良いプレーができるようですね」と笑顔のケーシー。「バーレーンで数年前に優勝していますし、今年はカートンハウスで優勝しました。彼のゴルフコースは楽しめますね。理由はわかりませんが、非常にアグレッシブになれるのは事実ですし、縁起がいいんでしょうね」
「今日は最初のホールから攻めに行ってイーグルを奪いましたし、このコースはそういった機会を沢山与えてくれるようですね。やり過ぎじゃないかというくらいピンを狙ってショットを打ちましたが、良い距離からフラッグを狙うチャンスがあれば、絶対に決めなくてはいけません。今日は平らな場所からのショットが多かったので、後はピンを狙うだけでした。今日のように地面が柔らかい時はそれをうまく利用することですね」
「今大会は非常に良い選手たちが集まり、このゴルフコースのレイアウトでこのセットアップですから、絶対に誰かが通算20アンダー以上で4日間をラウンドすると思いますよ」
モンゴメリー・マックス・ロイヤルでは昨晩からの雷雨の影響を受けて、トルコオープン初日の開始が3時間遅れることとなったが、ひとたび試合が始まると、選手たちは闘志を燃やし、2013年のヨーロピアンツアー年間王者を決めるレース・トゥ・ドバイのファイナルシリーズ3戦目を大いに盛り上げた。
フィチャートも初日は、ケーシー同様に14ホールまで終え、半分のホールでバーディを奪った。一方ウェブスターは12ホールまで終えた時点で首位タイにつけている。
アルゼンチンのリカルド・ゴンザレスとデンマークのトービヨン・オルセンは本日のラウンドを終了したわずか15人の内の2人で、彼らは共に「66」の6アンダーでラウンドした。
世界ナンバー1のタイガー・ウッズと全米王者のジャスティン・ローズと同組となったヘンリック・ステンソンは好調な滑り出しを見せ、11ホールまで終えて4アンダーとし、レース・トゥ・ドバイで彼を追うローズ(11番ホールまでで1アンダー)とイアン・ポールター(11番までで3アンダー)を上回る出だしとなった。
多くのバーディやイーグルがコース中を飛び交う中、2バーディ、1ボギーの1アンダーと控えめな初日となったウッズは11ホールを終えたところで、会場のモンゴメリー・マックスは日も暮れ、視界不良によるサスペンデッドが言い渡された。大会は現地時間金曜の朝8時に再開され、全員がファーストラウンドを終えた後、セカンドラウンドは初日と同様のティタイムとなる予定だ。