要注目のザンダー・シャウフェレ（写真は2019年RBCヘリテージ）

「ポルシェヨーロピアンオープン」の開催を目前に控え、データの達人はあらゆる数字を精査した上で、次の3人を注目選手としてリストアップした。

本命: ザンダー・シャウフェレ
世界9位のザンダー・シャウフェレは今週、初めてドイツの大会でティアップすることになるが、父のステファンがシュツットガルト出身であり、祖父がドイツのプロサッカー選手であった25歳のルーツを考えると、この大会出場には大きな意味があるといえる。

シャウフェレが初めて訪れる先祖の地で勝てるだけの理由はたくさんある。この米国人選手は、米ツアー最終戦の「ツアー選手権」で2位に入ったばかりであり、今週のフィールドでは最も世界ランクの高い選手となっている（2番目に高いのは世界16位のパトリック・リード）。

今季ツアー7試合出場のシャウフェレは現在「レース・トゥ・ドバイ」で10位につけており、多くのスタッツでトップクラスに入る。フィールドに対するストローク・ゲインドでは、1ラウンドあたり、ティショットで+0.99ストローク、グリーンを狙ったショットで+0.33ストローク、グリーン回りで+0.11ストローク、そしてパッティングで+0.99ストロークの差をつける。我々は日曜日にシャウフェレが優勝争いに加わってくると予想する。

対抗: コーマック・シャービン
単純に言って、この北アイルランド人選手はここ数カ月間、ミスター安定感と化している。直近10大会で、26歳はトップ5を2度記録し、更にこれ以外でトップ10入りを2度果たしているほか、「ロレックスシリーズ」の「ドバイデューティーフリーアイルランドオープン」でも15位タイに入っている。

実際、彼は直近の38ラウンドで「72」以上を2度しか出しておらず、ヨーロピアンチャレンジツアーのランキングを6位としている。今週のシャービンは要注目である。

穴: リカルド・カールベリ
病気による18カ月間の戦線離脱を余儀なくされたツアー1勝のカールベリは、ここへ来て復活の狼煙を上げつつある。7月以降、スウェーデン人選手はチャレンジツアーの大会でトップ10に2度入っており、「D+Dレアルチェコマスターズ」でも5位タイに入っている。

また、32歳はドイツで2015年に5位、そして17年に19位と好成績を残しており、これも我々が彼を推薦する理由となっている。