2025年 ニュージーランドオープンby Sky Sport

足りなかった9万円 シード復帰逃した片岡大育に“後悔の一打”はあったか

2025年 ニュージーランドオープンby Sky Sport 3日目 片岡大育
復活を目指す片岡大育は大好きなニュージーランドで決勝ラウンドに進出

◇アジアン&豪州ツアー共催◇ニュージーランドオープン by Sky Sport 3日目(1日)◇ミルブルックリゾート(ニュージーランド)◇6961yd(パー71)

昨年11月の国内ツアー「カシオワールドオープン」で片岡大育は涙をのんだ。上位65人に付与される翌年の賞金シードのボーダーラインは昨季、出場義務試合数に満たなかった選手を除いて繰り下がった69位に。36歳は賞金ランキング70位でシーズンを終え、2019年以来のシード復帰にあと一歩が届かなかった。

その差わずか9万5526円。「ラスト3試合くらいはひとつも楽しめる状況ではなかった」と緊張感いっぱいの終盤戦を過ごし、負けた。長いシーズンでたった1打少なければ、目標に届いた可能性もある。

しかし、ツアー3勝の36歳は「ちょっと足りなかったというよりも、予選落ちばかりだった前半戦に苦しんだからという感じです」と言う。「後悔した1打? ないですね。全部を一生懸命やっている。適当に打った1打なんてない。だから仕方がないこと。これぞ、勝負の世界と言うか。良い勉強ができました」

年末の最終予選会も36位と振るわなかった。今季は日本の下部チャレンジトーナメントが主戦場になりそう。「でも、(昨年)夏以降の感覚は良くて、そこがすごく自信になった。それが今も継続中。後半戦に本当に久しぶりにトップ10に2回入った(KBCオーガスタ/10位、ACNチャンピオンシップ/6位)のがうれしくて」と晴れやかだ。

2025年の初戦になったニュージーランドオープンは片岡にとって大切な場所のひとつ。初出場した16年、バッグを担いでくれたクイーンズタウン在住のキャディ、2つ年上のピーター・ウェルブルックさんと意気投合し、今も付き合いがある。

今回は待機選手として出場権が巡ってくるのを待っていたところ「こっちから連絡する前に向こうから『来ないのか?』と連絡があった」。晴れて5年ぶりの参戦が決まり、すぐにキャディをお願い。決勝ラウンドを戦った後は1週間ほど自宅に居候させてもらい、練習を重ねる予定だという。

「出る試合数は限られるけれど、少ない試合でワンチャンスつかみ取れる可能性がある。そこに集中して、真剣にやっていきたい」。その姿勢をずっと貫いてきたからこそ、大切な友人にまた会えた。(ニュージーランド・アロータウン/桂川洋一)

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