渡英に合わせて米ツアー参戦も果たすことになった松山英樹

都内でダンロップスポーツとの契約発表を行った松山英樹が、「全英オープン」翌週に行われる米国男子ツアー「RBCカナディアンオープン」に推薦出場が決まったことを明らかにした。

松山は、今週4日（木）に北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブで開幕する「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」に出場後、10日朝に「全英オープン」に向けて渡英。現時点では、出場確定ではないものの、8月1日に開幕する「WGCブリヂストンインビテーショナル」（7月22日、29日時点で世界ランク50位以内※タイも含む）、出場できない場合は、同週裏開催となる「リノタホオープン」出場を現在打診中だと言う。さらに翌週にはメジャー最終戦となる「全米プロゴルフ選手権」が続くが、「RBCカナディアン－」は、その合間を縫うかたちでスケジュールされている。

本人が目標に掲げている「メジャー制覇」実現の為に、1日でも早く米ツアーで戦うことを強く熱望している。東北福祉大の阿部靖彦監督は「（松山）本人も分かっているとおり、決して簡単なことではない。今は思うようにチャレンジさせてやりたい」と、夢の実現に力を添える意向だ。「（クラブ契約を終えて）ホッとするよりも、より頑張ろうという気持ちが強くなった。気を引き締めて頑張ります」。愛着と全幅の信頼ある味方を側に、ここから再び大海に乗り出す。（東京都港区／糸井順子）