フォン・シャンシャンが逃げ切りで米ツアー2連勝 3位タイに堀琴音
◇米国女子◇TOTOジャパンクラシック 最終日(6日)◇太平洋クラブ美野里コース(茨城)◇6646yd(パー72)
フォン・シャンシャン(中国)が4バーディ、1ダブルボギー「70」で回り、2日目終了時の単独首位を守って通算13アンダーで優勝した。最終18番でダブルボギーを叩いたが、1打差で辛くも逃げ切った。
前週の米国女子ツアー「サイム・ダービーLPGAマレーシア」に続き、キャリア初となる2週連続優勝で通算6勝目。今大会は日本女子ツアーも兼ねており、こちらも通算6勝目となった。
1番からパーを並べる展開に、同じく停滞していた最終組の2人に「ギャラリーの方にバーディを見せないといけない」と呼びかけたという。そんな、自分自身にも注入した気合いが効いたのか。9番(パー5)から3連続バーディで一気に集団を抜け出した。
後続に3打のリードをつけて迎えた最終18番は、第1打を左の林に打ち込み、約8mのパーパットを外すと、1.5mのボギーパットも50cmオーバーさせるトラブル。さすがに焦りの色を浮かべたものの、これをきっちり沈めて安堵の笑顔に変え「これまでの(キャリア通算)16勝で連続優勝は一度もなかったので、達成できて本当に嬉しい」と喜んだ。
通算12アンダー2位にはジャン・ハナ(韓国)。堀琴音が通算10アンダーで前年覇者のアン・ソンジュ、姜秀衍、ユ・ソヨンの韓国勢と並んで3位で終えた。日本人選手としては同大会で2年ぶりのトップ10入りとなった。
世界ランク1位のリディア・コー(ニュージーランド)は通算2アンダー43位、日本ツアー賞金ランク1位のイ・ボミ(韓国)は1アンダーで49位、5年ぶりの出場の宮里藍は1オーバーの58位だった。
<主な上位成績>
優勝/-13/フォン・シャンシャン
2/-12/ジャン・ハナ
3T/-10/堀琴音、姜秀衍、アン・ソンジュ、ユ・ソヨン
7T/-9/イ・ミヒャン、ポルナノン・ファトラム、スーザン・ペターセン
10T/-8/アリヤ・ジュタヌガン、サンドラ・ガル、ミンジー・リー、ジェニー・シン