ついに勝った!今季好調の金美賢が逆転のツアー3勝目!
米国女子ツアー「ジャイアントイーグルLPGAクラシック」の最終ラウンド。今週は3日間の短期決戦となったが、最終日は逆転劇が待っていた。
初日に64をマークして首位タイ、2日目も68をマークして単独首位に立っていたケリー・ロビンスと、1打差で追走する金美賢の一騎打ちとなった。
それまでの2日間は、順調にスコアを伸ばしていた2人だが、この日はけん制しあったのかバーディを奪えず苦しい展開となった。特にロビンスは、前半2つ伸ばしたが、後半は11番でボギーを叩くと、その後はスコアを伸ばせなかった。一方の金も3番でバーディを奪ったあとは、パーセーブの繰り返し。11番でロビンスがボギーをたたき、金が2つ目のバーディを奪い13アンダーで並んだ。
静かな展開のまま終盤を迎え、勝負どころの17番でバーディを奪った金が、一歩抜け出してそのまま優勝を飾った。今シーズン開幕から好調を維持する金だが、優勝には恵まれずにいた。2000年のセーフウェイLPGA選手権以来のツアー3勝目となる。
11アンダー3位には、この日5ストローク伸ばしたグレース朴と、今大会初の3連覇を狙ったドロシー・デラシンが並んだ。コースとの相性も良く、3日間60台をマークしたデラシンだが、スタートダッシュできなかったために、優勝争いに加わることができなかった。
そのすぐ後ろ10アンダーグループは3人が並んだ。その中には、この日のベストスコア65をマークしたタミー・グリーンも含まれている。初日76を叩き121位と大きく出遅れたグリーンは、2日目に65をマークし33位まで浮上。そしてこの最終日にも同じく65をマークして、2日間で100人以上をゴボウ抜きした。今週が3日間でなく、もう1日あったら・・・グリーンは初日の出遅れを嘆いているだろう。
日本勢では、4アンダー26位からスタートした小俣奈三香がスコアを1つ伸ばしたが、順位は6つ下げた。通算5アンダーで26位に入った。そしてもう一人、小林浩美もスコアを1つ伸ばしただけで、4アンダー38位で終了した。
優勝した金、そして3位に入ったグレース朴の目標でもある朴セリは、3アンダーからスタート。3バーディ、3ボギーと波に乗れず42位と低迷した。