大本命A.ソレンスタムが7ストローク伸ばし首位に立った
米国女子ツアー「エビアンマスターズ」は、3日目に入り大本命がスコアを伸ばしてきた。9アンダーで2位に浮上していたA.ソレンスタムが、7ストローク伸ばし16アンダーで大きく抜け出した。
スタートの1番ホールから3連続バーディで単独首位に立ったソレンスタムは、4番から11番まではパーセーブを繰り返した。そして、12番から再びバーディを重ね、ノーボギーでのラウンドだった。
ソレンスタムは今シーズン10試合に出場し、すでに4勝を上げている。トップ10以内が9回、優勝争いに加われなかったのは先々週行われたLPGAコーニングクラシックだけ。今のソレンスタムの勢いを止められる選手はいないのだろうか。
先週行われたメジャー第2戦、全米女子プロを制した朴セリが、追撃体制に入るかと思われたが、この日は思うようにスコアを伸ばせなかった。2日目に64をマークした朴だが3バーディ、1ボギーと2つ伸ばしただけ。順位は1つ下がって3位になり、首位ソレンスタムとは5ストロークの差がついてしまった。
そして単独2位に浮上したのが、初日単独首位の金美賢。1番ホールは3日連続のバーディを奪い、後半にも3つ伸ばしている。好調の韓国勢の中でも常に朴セリの2番手といわれている。金にとって目標であり、ライバルの朴を抑えて優勝を狙いたいところだ。
前日、このコースは相性がよく、ショットも良くなっていると言っていた小林浩美が、スコアを伸ばしている。1アンダー28位からスタートした小林は、4バーディ、1ボギーで通算4アンダー18位まで浮上してきた。今シーズン目立った成績を出していないだけに、最終日はさらに順位を上げてもらいたい。
そして、今週は日本から福嶋晃子も出場している。先週は15位に入った福嶋だが、この日は4バーディ、4ボギーにダブルボギーも1つ叩いてしまった。通算3オーバーで45位となっている。