2002年 ロングスドラッグスチャレンジ

上位のスコアは伸びず、C.カーが単独首位になった

2002/04/20 09:00

米国女子ツアー「ロングズ ドラッグ チャレンジ」は、スコアを大きく伸ばす選手は現れなかった。そして、初日6アンダー首位に立っていたC.カーが2バーディ、2ボギーのイーブンパーで回り、単独での首位になった。

同じく首位からスタートしたS.サンダースは、バーディを奪ったのは17番での1つだけ。4つのボギーにダブルボギーまで叩き、1アンダーの5位に後退してしまった。

スコアを崩す選手が目立つが、韓国勢は伸ばしてきた。この日のベストスコア、唯一の60台69をマークした金美賢が通算4アンダーで2位に浮上。そして、ディフェンディングチャンピオンの朴セリも2つ伸ばしてアンダーパーグループに加わった。

初日20位と少し出遅れていた朴だが、首位と5打差の5位は逆転優勝を狙う好位置だ。先週A.ソレンスタムに競り勝った勢いは健在。賞金ランキング2位の実力を発揮し2週連続優勝を狙っている。

日本勢は3人ともスコアを伸ばすことができなかった。3オーバー58位からスタートした小俣奈三香は10番ホールからスタートし、いきなりバーディを奪った。しかし、その後4つのボギーで7オーバーまでスコアを落とした。後半は2バーディ、2ボギーで粘り、予選通過を果たした。

初日2オーバーとまずまずの位置にいた小林浩美は、2番ホールから4連続ボギーを叩くなど、この日は6つのボギーをコツコツと溜め込んでしまった。通算8オーバーは僅かに1打足りず予選落ち。

9オーバーと苦しい立ち上がりの片野志保は、6番パー5でようやくバーディを奪い、8番パー3でもスコアを伸ばした。しかし、ボギーを6つにダブルボギーを1つ数え、通算では大きくスコアを崩してしまった。

今週も残念な結果に終わった片野だが、まだシーズンは始まったばかりだ。焦らず1年間というシーズンを考えて調整し、試合に臨んでもらいたい。

2002年 ロングスドラッグスチャレンジ