真板潔が最終ホールで大逆転!3年ぶり2勝目
◇国内シニア◇コマツオープン2013 最終日◇小松カントリークラブ(石川県)◇6,851ヤード(パー72)
初日、2日目と首位に3人が並ぶ混戦となった戦いは、最終日の最終ホールで劇的な幕切れとなった。先に通算11アンダーでホールアウトしていた高見和宏を追って、18番(パー5)に入った真板潔がイーグルフィニッシュ。シニアツアーデビュー年の2010年「PGAフィランスロピーシニアトーナメント」以来の2勝目を、鮮やかな逆転優勝で飾った。
奥田靖己、水巻善典と並び通算8アンダーの首位から出た真板は、2人が1番でバーディ発進を決める中、ボギー発進と出遅れ。しかし、2番以降はパーで堪え、9番、10番でバーディ、14番パー5でもバーディを奪い、前日の4位から「68」で抜け出しかけた高見の背中をしっかりとらえた。
通算11アンダーの2位は高見と並び、最終ホールでバーディを奪った奥田靖己。通算10アンダー4位には、1イーグル、7バーディの「63」で9ストローク伸ばした渡辺司と羽川豊が並んだ。スタートからの2連続バーディで一時は単独首位に立った水巻は、結局スコアを伸ばせず通算8アンダーで室田淳、加瀬秀樹と並び7位タイで戦いを終えた。
■ 真板潔のコメント
「昨日と同じパターンで、いきなり1番ボギーだし。それから9番、10番でとれたから。14番でボード見て10アンダーは優勝争いしてるなって感じになった。同じ最終組は皆バテバテだったね。奥田もパター入らなかったし。18番で高見(前組)が入れて12アンダーにしたかなと思って、セカンド250ヤードを3番ウッドで気楽に打てた。
(イーグルパットは)2メートル、昨年の同じようなピン位置で去年フックに打って外したので、真っ直ぐ打ちました。ラッキー。(最後ガッツポーズ?)それは嬉しいでしょう。今日は良くこらえたし。
ここ2試合体調悪くてショックだった。落ち込んでいたが、今日勝って自信をとり戻せた。子供も上が12歳、6歳、5歳(3人とも女)。28歳からフリーだったし、貯えないし。賞金だけなので助かります」