日本善戦も結果は15連敗
1999/10/31 18:00
最終日の個人戦、日本チームは善戦した。中野 晶、城戸富貴、高村亜紀、米山みどり、小林浩美がそれぞれ勝利。肥後かおりが分けて5勝6敗1分け。けっして悪い1日ではなかったが、しかし初日2日の負けを挽回するどころの話ではなく、なんとか惜敗にとどめるのが精一杯だった。
去年は米チーム、今年は日本チームでプレーの小林浩美が「ポイント差は大きいけど、実際のストローク差は僅差。大差の負けじゃありません」と今日も力説した。確かに不動裕理、韓煕圓、福嶋晃子などわずか1打で逸した対戦が3つもあった。だが1ストロークの差といえども負けは負け。そのたった1打の差が日米の厚い壁なのかもしれない。
「やっぱり大きな差です。1打の重み、執着心、勝負に対する気持ちの面で違いがあった」とキャプテン村口史子も振り返った。
「日本の選手は、みんないい技術を持っている」と米チームのローリー・ケーンも言ってくれた。「ただもっと積極的に、結果を恐れずプレーしたらいいと思います」
これで日本は15連敗。また記録を更新した。勝った米チームはそれぞれ393万7500円、負けの日本選手は220万5000円(ランキング加算は165万3750円)を獲得した。