三塚が首位を堅守、金田は4打差で最終日へ
愛知県にある中京GC石野コースで開催されている、国内女子ツアー第10戦「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」の2日目。朝から快晴に恵まれ、会場には10,195人のギャラリーが詰めかけた。端に切られたピンポジションに加え、風も強く吹いた影響か、全体的に伸び悩む展開となった。
5アンダー単独首位からスタートした三塚優子は、前半からショット、パットともに安定感抜群のプレーを披露。3番パー4で1.2メートルを沈めてバーディとすると、5番から3連続バーディを奪取。通算9アンダーとし、一時は独走態勢を築いたかに見えた。だが、折り返し直後の10番から3連続ボギー。さらに16番パー5ではティショットを左に大きく曲げてロスト、痛恨のダブルボギーとする。それでも17番で6メートル、最終18番では5メートルを沈めて連続バーディフィニッシュ。7バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しい内容ながら通算6アンダーで単独首位をキープし、今季2勝目に王手をかけている。
3アンダーの2位タイからスタートした金田久美子は、グリーンを外してもアプローチでパーを拾う粘りのプレー。「前半、後半とよくガマンできた」と、2バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「73」とし、通算2アンダーの4位タイで最終日を迎える。「4打差は無理な差ではないと思う。明日は最終日だし、攻めて行きたいですね」とツアー初勝利に向け意気込んでいた。
通算4アンダーの2位タイには、若林舞衣子とイム・ウナ(韓国)。2アンダーの2位タイグループには、金田のほかに福嶋晃子、飯島茜、黄アルム(韓国)らが名を連ねている。横峯さくらはこの日イーブンパーとし、地元出身の原江里菜らと並び通算1アンダーの11位タイ。なお、古閑美保は左手首痛のため、第2ラウンドスタート前に棄権している。