大混戦、シード権とは無縁の宮里藍が3位に浮上
2001/11/17 18:00
国内女子ツアー「大王製紙エリエール レディスオープン」の2日目は、上位陣がスコアを伸ばせず、混戦となった。しかし、初日単独首位の新井敬子は辛うじて1つスコアを伸ばし5アンダーで首位をキープした。
新井に追いついたのは、スコアを2つ伸ばしたシンソーラ。1打差4アンダーの3位に上がってきたのはプロ2年目となった山口裕子と李知姫。そして、アマチュアの宮里藍だった。
山口、李は今年プロ1年目のシーズンを迎えたが、新人としては共に成長株に上げられている。フジサンケイレディスクラシックで2位に入るなど優勝にあと少しのところまで行った李。現在の賞金ランキングは16位となっている。一方、山口はSANKYOレディースで早くも初優勝を果たした。しかし、ランキングでは21位と李に差をつけられている。次代の賞金女王を狙う若手選手が最終日に逆転優勝を狙える好位置をキープした。
そして、アマチュアの宮里だが、今シーズンはプロのトーナメントに出場する機会も増え、日本女子オープンでは5位に入るなど、確実に実力をつけてきている。まだ高校生ではあるが、今の宮里ならばプロのトーナメントで優勝できるかもしれない。
また、首位から2打差の6位には福嶋晃子、肥後かおりといった実力者もいる。今シーズンの後半は日本のツアーに参加してきた福嶋だが、未だに優勝がない。現在賞金ランキング31位の福嶋にとっては優勝か2位になるしか、最終戦のツアー選手権に出場できないのだ。混戦を抜け出し優勝を飾るのは誰か、注目したい。