混戦の幕開け 横峯、原、櫻井の3人が首位タイ発進!
◇国内女子◇サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント 初日◇鶴舞カントリー倶楽部(千葉県)◇6,445ヤード(パー72)
舞台は、名匠・井上誠一氏が設計した鶴舞CC。難コースに特有な混戦を一歩リードしたのは、原江里菜、櫻井有希、連続予選通過記録のツアー新記録がかかる横峯さくらの3人。4アンダーで首位に並んでホールアウトし、後続に1打差ながらリーダーズボードのトップに立って初日を終えている。
1打差の4位タイで追うのは、森田理香子、若林舞衣子、吉田弓美子、堀奈津佳、全美貞(韓国)の5人。2アンダーの9位タイに、今季1勝の比嘉真美子、日米両ツアーシード権を狙う上原彩子らが続いている。
<横峯、体調不良でも好スコアに笑顔>
1番で3メートルのパーパットを決めた横峯さくらは、2番で2打目をグリーン右手前に外すが20ヤードを直接決めるチップインバーディ。続く3番パー5も残り25ヤードの4打目をピン5メートル残すがパーパットを決めてピンチを凌いだ。
中盤のピンチも5メートル程度のパットを入れて凌ぐ我慢のゴルフを続けると、最終18番は2.5メートルのバーディパットをしっかりと沈めて4アンダーの首位タイで初日を終えた。「今日は朝から体調が良くなくて、その中でこのスコアは本当に嬉しい」と、素直に喜びを表現。
今週予選通過を果たせば92試合連続の新記録達成となるが、「昨年のゴルフでは予選通過できるか自分でも不安になることがありましたが、今はその心配もなくラウンド出来ています」と、予選落ちなど自分には関係ないと言わんばかりの強い自信を持ってプレーしている。
「最近は運も付いてきたんですかね。2番のチップインはラッキーでしたし、3番も凌ぐことができたし」。バーディを奪う自信もあり、1番や3番のピンチは入れなければダメだと自身にプレッシャーをかけるのではなく、“外れたらしょうがない”と楽な気持ちでラウンドできていることも、初日からの好スタートに繋がっている。