井上真由美がスコアを1つ伸ばし首位をキープ、ますます混戦に!
2002/04/13 18:00
国内女子ツアー「プロミスレディスゴルフトーナメント」は、初日に3アンダーで首位に立った井上真由美が、1つスコアを伸ばし4アンダーで単独首位をキープした。
スタート前から緊張して涙が出たという井上は、2番でボギーを叩き集団に飲み込まれてしまった。続く3番でバーディを奪うが4番で再びボギーと出入りの激しいゴルフになった。14番でこの日4つ目のボギーを叩き3アンダーで再び首位が5人という団子状態になったが、井上が最終18番でバーディを奪い、初日と同じように集団から1打リードしてラウンドを終えた。
「ジュニアの頃からゴルフ中継のテレビを見ていてトップの選手とか、すごいなぁーって思っていたりしていたので、今、自分がそのトップに立てていることを嬉しく思っています。優勝とか全然考えていないですけど、プロになってよかったなって思えるゴルフが明日もしたいです」
今週は新しいトーナメントでもあるので、新しい顔が優勝するには絶好の機会だ。明日最終日も粘りのゴルフで逃げ切れるか注目だ。
井上を1打差で追うのは、服部道子、肥後かおりに、曽秀鳳、黄玉珍に新鋭の李知姫といったアジア勢だ。いずれも数々の優勝を重ねる実力者がひしめいている。
また、優勝回数という話題では2アンダー単独7位の吉川なよ子が気になる。現在ツアー通算29勝の吉川は、あと1勝で永久シード権を獲得できる。しかし、近年は出場試合数も減り、優勝争いに加わることもほとんどなかった。首位と2打差は久しぶり迎えたチャンスだ。明日最終日にスコアを伸ばし30勝目をつかむことができるだろうか。
さらに1打差の1アンダーに5人が並ぶなど、誰が優勝してもおかしくない混戦状態。本格的なシーズンの幕開けに優勝できるのはいったい誰だろうか。