アンダーパーは4人だけ、宮里藍は命拾い?の予選通過
国内女子ツアーのメジャー第2戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」の2日目。スコアを崩す選手が続出し、初日11人いたアンダーパーの選手が4人だけになってしまった。全体的に順位も大きく入れ替わり、我慢比べの様相をていしてきた。
予選2ラウンドを終えて、首位は3アンダーの大山志保。2アンダーの2位からスタートした大山は、1番でバーディを奪ったが、中盤の7、10番でボギーを叩き1アンダーに後退してしまった。ところが後半、13、14番で連続バーディを奪い3アンダーでフィニッシュ。7月に行われた「ベルーナレディースカップゴルフトーナメント」でツアー初優勝を果たしているが、2勝目をメジャーで飾ることができるか注目される。
1打差の2アンダーで2位につけているのは、初日首位の服部道子とプロ資格を持たずにツアーにチャレンジしている上原彩子の2人。3アンダーの単独首位でスタートした服部は、難しいホールでパーセーブし、取れるホールではしっかりバーディを奪った。13番ホールを終えて6アンダー、2位の大山に3打差をつけ独走態勢に入るかと思われた。
しかし、流れはあっという間に変わってしまった。14番で31ホールぶりのボギーを叩くと、14、15番と3連続ボギー。さらに、前日バーディを奪った18番パー5もボギーにし、あっという間に2アンダーまで下がってしまった。
スコアを落としたといえば、ギャラリーもがっかりするほど大叩きをしたのが不動裕理だった。初日2アンダーの2位につけ、2日目に飛び出すかと思われたが、スタートの10番からいきなり連続ボギー。さらに14番でダブルボギーを叩くと、17番からは3連続ボギーと不動らしくないプレーが続いた。8番パー3で唯一のバーディを奪ったが、この日だけで7ストローク落としてしまい、5オーバー32位。メジャー連勝へは黄色信号が点滅している。
そして、初日に6オーバーを叩き83位と大きく出遅れた宮里藍。スタートの10番でボギーを叩き、その後もスコアを伸ばせず苦しいゴルフが続いた。予選ラウンドはバーディを1つも奪えず9オーバー。宮里がホールアウトした時点では、順位はさらに落としていたが、午後からスタートした選手たちもスコアを崩し、結局59位タイで予選を通過することになった。タナボタではないが、半分諦めていただけに決勝ラウンドでは思い切った攻めのゴルフを見せてもらいたい。