高橋と中島による壮絶なデッドヒートの行方は・・・
2003/07/27 18:00
国内女子ツアー「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」最終日。初日、二日目と首位をキープ、完全優勝に向けて王手をかけた高橋美保子。それを1打差でピッタリと後を追いかける中島千尋。最終組は、二人による壮絶な一騎打ちとなった。
この日も高橋が正確なアイアンショットでチャンスをつくり、逃げきり体制に入ろうとすれば、中島も負けじと得意のロングドライブで飛距離のアドバンテージを取り、バーディを奪う。
勝負も大詰めに近づき、2打差で迎えた16番ロング。このホールは3打目勝負となり、逃げる高橋は、グリーンをとらえるもピンの上につけてしまいバーディを奪えず。一方、追いかける中島は、ピン下につけてバーディを奪い、1打差に詰め寄った。
続いて17番、2日間続けてボギーを叩いている高橋にとって鬼門のホール。中島は完璧なティショットで絶好な位置につけるも2打目をショートしてしまい、パーをセーブするのがやっと。一方高橋は、長いパットをしっかりと寄せて、パーセーブした。
そして最終ホール、是が非でもバーディが欲しい中島は、2打目がショートしてしまい万事休す。そのころ高橋は、2打目を確実にとらえていた。このホール中島は、果敢に狙うも入らずボギーとし通算10アンダーでフィニッシュ。それを見た高橋は難なくパーをセーブし、今季初優勝を飾った。
そのほか連続優勝とはいかなかったものの不動裕理は、鮮やかなバーディラッシュをみせる。最終ホールもなんとかバーディパットを決め、大会レコードとなる65をマークし、通算8アンダー、3位タイで3日間の競技を終えた。