吉田弓美子、森田理香子ら首位に5人が並ぶ大混戦!
◇国内女子◇CAT Ladies 2日目◇大箱根CC(神奈川)◇6687ヤード(パー73)
雷雲接近により午後10時34分から1時間56分の中断を挟みながら行われた第2ラウンド。4アンダーから最終組で出た森田理香子はスコアを3つ伸ばして通算7アンダーとし、首位タイをキープしたが、後続の選手にビッグスコアが続出した。
「66」をマークしたオナリン・サタヤバンポット(タイ)、「67」の服部真夕らが同じくトップタイに急浮上。そして前週の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」でツアー初勝利を手にした吉田弓美子が、イ・ボミ(韓国)とともに「68」と5ストローク伸ばして同じく通算7アンダー、5人の首位グループを形成した。
初日首位タイからスタートした斉藤愛璃は、福嶋浩子と並び1打差の通算6アンダー、6位タイに一歩後退。5アンダーの8位タイに全美貞(韓国)、表純子、菊地絵理香がつけている。
ディフェンディングチャンピオンの有村智恵は横峯さくら、上原彩子らと並び通算1オーバーの40位タイで最終日を迎えることになった。
<吉田弓美子、初優勝から2週連続優勝の偉業に挑む>
先週の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」でツアー初優勝を飾った吉田弓美子が、今週も2日目を終えて首位タイと、2週連続優勝へ向けて絶好の位置につけている。今大会は過去2年続けて予選落ちをしている苦手トーナメント。「取りあえず予選通過を目指していた」という吉田だったが、高校の2年後輩の斉藤愛璃がリーダーズボードのトップを走り、「なんとか一緒に回れるように頑張ろう」と後輩に引っ張られた。「愛璃のおかげというのはあります」と、率直な言葉がこぼれた。
2週前の「meijiカップ」で1日に3度のチップインがあったという吉田。「それ以来、アプローチが好きになりました。前までは苦手だったし、特に変えたことはないのですが、ただの自信です」と笑う。この日も「外したらチップイン狙いで、不安なくやっていました」と、出だしの1番から積み上げたバーディは5つでボギーはゼロ。「68(パー73)」の5アンダーとストレスなく回りきった。
ツアー史上、初優勝から2週連続優勝を飾った選手は05年の表純子、90年の西田智慧子の2人だけ。とはいえ、吉田本人は「(連続優勝は)あまり意識はない」という。「今シーズンのベストが11アンダーなので、12アンダーを目指して頑張りたいです。それで優勝できなくても悔いは無いと思います」と、シンプルな目標を設定した。